10/12の日記

16:28
一方通行の恋愛事情27
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side:ケイン・フュリー

うわあああ、色々ありすぎて説明出来ない……。
ヒューズ中佐はアームストロング少佐と壁にめり込んでるし(気分はすっきり)。
マスタング大佐をお姫様抱っこしたブロッシュ軍曹を挟んでオリヴィエ少将とホークアイ中尉がにらみ合いしてるし。
ロス少尉は心配そうにブロッシュ軍曹を見てるし、マイルズ少佐と大総統閣下は一線引いて見物してるし……。あ、シェスカさんが今到着した。

「フュリー、十分説明できているじゃないか。」
「そ、そうですか?エヘヘ。」
「ファルマン、今重要なのはそこじゃねぇ。大佐だ。」
「ハボの言うことももっともだが、ファルマン、前回のお話をまた読んで下さいで説明終わるだろうが。」

あ、そうでした。




………で、現在に至る、けど。
オリヴィエ少将とホークアイ中尉のにらみ合いのせいで硬直状態。
両者、無言で互いに退こうとしません。
その隙に大佐に近づこうものなら、確実に絞められる………ね………。

「あぁっ!フュリーがトラウマを思い出して体育座りで震えてる!」
「マジか一先ずハボ、付いていてやれ!」
「わかった!抜け駆けすんなよ!」



side:ヴァトー・ファルマン

記入者変わりまして、ヴァトー・ファルマン准尉です。
フュリーが先ほど少将と中尉に殺られたトラウマを思い出してしまい、震えています……可哀想に。
現状は、フュリーの解説から全く変わらず。
誰も動こうとはしない。
……いや、正確にはタイミングを狙っているのが一人――――大佐を抱えたブロッシュ軍曹。
美しい女性二人に挟まれつつ、バレないように後退している。足の震えは止まらないが。

「……ブロッシュ軍曹?」
「マスタング大佐、お願いですから顔を隠してください。」
「あ、あぁ………。」

――――先ほどから、どうも気になる。
何故、ブロッシュ軍曹はあれほどにも大佐の顔を隠す事にこだわるのだろうか。大佐の顔を見て、私達が何か起こすと考えているのか………。
視線を、ブロッシュ軍曹からブレダ少尉に変える。

「ブレ………。」
「わかってる。」
「……即答ですか。流石は頭脳派。私が女性なら(0.000001%の確率で)惚れていますよ。」
「括弧の中まで聞こえてんだよ馬鹿。――――ブロッシュ軍曹を引っ掻けてみようかと思ってな。」
「上手く引っかかってくれますかね?」
「寧ろ、全員が引っかかるさ。」

ブレダ少尉がにやり、と笑う。恋敵以外なら、とても頼りになる仲間なのですがね………。

「おい、ブロッシュ
「な、なんですか

ブレダ少尉は一息つくと、一気に叫んだ。



「大佐の顔に傷がついてるぞ



『何ぃぃぃぃぃぃ

素晴らしい、全員が振り返った。

「ええっ大佐、顔見せてください
「え?」

ブロッシュ軍曹が大佐に促す。
皆の前に、大佐の顔が明るみに出る。

大佐の目元と鼻が、兎の様に赤くなっていることだけはわかった。………しかし、何故?

「馬鹿野郎、泣いたってことだろうが。」
「あ、なるほど。」

………。え?




→すみません全く進みませんでしたぁぁぁぁぁぁ!!後はお願いしますm(__)m
梅林さんのサイトへ続く

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