小説1
□冷え
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「リザ、…」
ロイは、リザの頂きを舌で丹念に嘗め回し、右手でもう片方の胸も上へと擦った。
「…ん、…っ」
「感じた?」
背筋を伸ばして、快楽に溺れそうになる身体を必死に繋ぎとめようと、リザはロイの胸板を押した。
「…可愛いね、……」
「だ…め、」
頬を赤らめて、ロイを静止させる。
「床はやだ?」
「…///、ばか」
ロイはそっとリザの身体を持ち上げて、ベットへと横に寝かせた。
ギシ、
リザの目はウルんでいて、なんとも言えない風情だ。
まったく…何度抱いても飽きないのは、リザだけだな。
「気持よくしてあげるな…、」
「////ッ!!!!…べ、別に……気持よくなんて」
「じゃ…痛くしても?」
嫌味たらしく笑うロイにリザは溜め息をついた。
「…」
「…嘘だよ、……気持ちよくしてあげる」
リザの足を掴むと、ロイは付け根に沿って舌で嘗め始めた。
大事な所をわざと逸らすように、その周りだけ。
「ン、…ァア」
「溢れてる…リザのここ」
指でリザの股の間を何度も往復する。
快楽に耐えきれずに、背筋をピンっと伸ばす。
「かわいいな…本当に、」
「ッア、ア…!!」
がむしゃらにロイの頭をくしゃりとして、軽くイってしまったらしい。
「まだまだなのに…早いね」