小説1

□玩具
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「少しは…奉仕の精神はないのかね?」

「ッ…ン、」


薄暗いテントの中で一人の少女が男の餌食となった。

あぁ……

灼熱地獄の砂漠で戦争をしている馬鹿な国に未来を語り合った友も遂に頭が可笑しくなったのだ。

自分の師匠の子供をこんな野蛮なことに狩だして。


「ロイ!!」

テントで行われる二人の関係を見て、俺は耐えられなくなった。

命の恩人であるリザちゃんをロープで吊るし上げて、錬金術でつくった玩具を昨日から埋め込んでいる。

「なんだ…ヒューズ」
「リザちゃんが可愛いそうだ」

「馬鹿を言うな……こんなに私の肉棒を欲しがっているのに」

ロイは、リザちゃんにまたあの薬を呑ませたみたいだ。

「媚薬だろ…」

「あぁ」

リザちゃんは我を忘れてロイの肉棒に口を突っ込んでいる。

「リザちゃん、…」


全裸のリザに、太い玩具が根本までグッと挿入されていて、ヒューズからも確認できるほど。

「…何だ?ヒューズ…恋人がいるお前には私の気持ちなど分からないだろ?」

「…何が?」

「リザは師匠の娘だぞ……」


ロイは喉奥で笑うと、リザの肩に舌を這わしていく。

ねっとりと…イヤらしく――…



「…見てられっか!!」

二人の関係に苛立ってヒューズはテントから出ていった。
一度も振り向きもせず、ただ二人から遠ざかっていった。



「マスタング中佐…、ンッ…」

媚薬を呑んだリザは、禁欲的な四肢を快楽の為にロイに押し付けてただ溺れていく。

そして小さな唇をロイの醜い塊に吸い寄せた。

「…リザ、まだだよ」
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