小説1

□冷え
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「寒い…、」

休日のまったりした時間。
久しぶりにとれた休暇でリザの家でゴロゴロしていたら、ポツリと彼女が呟いた。

「…確かに…頃ごろ寒いね」

「私、今日は厚着して寝ます」

リザは、ロイと並んでソファーに座っていたが、寝巻きを取りに寝室へ行ってしまった。




「……寒いなら、温めてあげようか?」

「……馬鹿言わないで下さい、」


寝室のタンスの前で、ガサガサとリザは衣類を分けている。

勿論、私はこのままリザの家に泊まるつもりなのでちゃんと寝巻きを持ってきた。(前までリザの家に置いていたが、送り返された)


「…なんで?、極上の気持になれるのに」

「……あなたのセックスは疲れるし、次の日に響くから嫌です」


「…はっきり言うといやらしいね」
ロイは、リザの横に座った。
怪訝な顔つきでリザはロイを睨み付けたが、もう手遅れであった。
腕が確実にリザの腰辺りを掴んでいて、それと同時に首筋に唇を這わしていた。

「やめて下さい…、」
「……すぐに終わらせるから」

調子良くしたロイは、プチプチと、リザの着ているブラウスを脱がしはじめた。

「…今日は、作戦会議だと聞かされたのに…!」

「作戦…、分かってないね」

はだけたブラウスの中に手を入れて、ブラジャーをパチンっと外した。豊満なリザの胸が弾けたようにプルンっと上下に揺れた。


「リザの身体を知ろう会議って…とこかな」

最低…。

リザの頭にこの二文字が浮かび上がった。
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