運命に逆らう方法を、
(私はまだ、知らなかった)
運命に逆らいたい、
運命を壊したい、
要求ばかりが募る毎日。
笑顔でいるって決めたけど、
その笑顔がだんだん余裕をなくしているのがわかる。
ヒトの生き方に嫉妬して、
自分の生きる道に落胆する。
自分が導いた運命なのに、
そんな事を思ってばかりで、
結局まだ、何も見つけてない。
ねえ誰か、
この運命に逆らう方法を、
(教えて下さい――・・・・・)
設定
プロローグ
第一章/第二章/第三章/
やっと見つけた方法は、
とても簡単な物でした。
それは私の大切な人たちが教えてくれたこと。
運命に逆らう方法は、
（運命に逆らうとか、そんなのないっしょ？)(運命なんて、自分で作り出すもんじゃん？)
妙に得意げな顔で言うもんだから、つい納得しちゃったよ。
やっぱり皆は私の仲間だ。