blue snow V
□蒼空(ソラ)
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ひとりで静かに
空を眺める
蒼い空が眩しくて
白い雲が幻想的で
風に髪を靡かせる
だけど間に見えるのは
高く聳えるビル
いくら夜景が美しくとも
この景色には似合わない
きっとそれがもし
遠い昔にできた寺院でも
どこか浮くんだろう
それはきっと
自然を無視して
造られたからで
それはきっと
時代の違うモノが
同じ空間にあるからで
きっと
交わることは無いのだ
だから今日も空を眺める
ボクもまた
交われない存在だから
fin...
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