捧げ物

□鵺宵様へ
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「お前、狂ってるよ」


兄貴に言われた時はそんなことはないよと笑ってみせたけど


「マ、スター?」


目の前に帯人がいる今の状態だと簡単に否定はできないな、と一人頷く


「怒ってるんですか?」

「そうだね」


俺に見てほしくて自分を傷つける行為をする帯人が愛しい

愛しいのだが


「わかってないよな、帯人はさ」


俺がどれだけお前を愛してると思ってるのだろうか

帯人は全くわかってない


「わからせてあげるよ」


帯人の体をベットに投げつけるとその両腕を頭の上で一纏めにして押さえつける

呆気にとられていている帯人の上に乗り上げ見下ろす

かかった時間は僅か数秒


「さて、これから何をされるかわかるかな帯人?」

「…理由が」

「わからない?」


あえて優しい声で話しかけ空いている片手で帯人の頬を撫でる


「俺がどれだけお前を愛しているのか、その体に刻み付けてあげるよ」


首に顔をうめると帯人が少しだけ震えて

苛めたくてしかたなくなってきてしまう


「…狂ってるかもしれないね」

「マ、スター?」

「…なんでもないよ」


優しくするつもりないからね、と耳に吹き込み

笑った








end
相変わらずマスターのが病んでてすいません

鵺宵様こんなのでよければお持ち帰り下さい

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