ドラゴンボール
□眠り姫にキス
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悟空と悟天が帰ってきた。
悟天はトランクスが来ているのをチチから聞き、軽くシャワーを浴びて真っ先に自分の部屋に向かった。
そして勢いよくドアを開ける。(壊してしまわない程度に……。)
「トラン!……クス?
………
あれ、寝てんじゃん……ι」
トランクスが来ていると張り切ってドアを開けてみると、そこには眠っているトランクスがいた。
それも当たり前。トランクスが悟天の家へ来てから2時間弱経っていた。
「ずっと待っててくれたんだ……。」
何だか嬉しい。
「(もうちょっと早く帰ってきたらよかったな……。
もう父さんったらホントに容赦ないんだから……υ)」
起こすこともできずこれといってすることもないので、トランクスの顔をじーっと見とくことにした。
それにしてもトランクスの寝顔……綺麗だな……。
普段ただでさえ色っぽい綺麗な顔してるのに寝顔となるとそれ以上に魅力的だ。
……
悟天はふと、ある事を思い出した。
そういえば…白雪姫ってキスすると目覚めるんだよね……?
それから永遠の愛に結ばれるとか……。
今まさにその状況だよね………?
「ようし……!」
何をどう思ったのかわからんが、悟天はキスでトランクスを起こさせよう…いや、目覚めさせよう?としてるらしい。
いわゆる今は白雪姫の状態だ。
悟天はそこの眠り姫に顔を近づかせる。
……
そして唇と唇が触れるだけの軽いキスをした。
だが起きる様子がない。
ぐっすりと眠っているのだから当たり前だ。
「ん………あれ?起きないなぁ……。
よし、もう一度!」
諦めが悪い悟天はもう一度キスをしようと決めた。
そして再び唇を近づける。
お互いの唇が触れた……
……と次の瞬間。
「ん!!?んぐぅ〜〜〜!」
いきなり腕を捕まれて相手に引き寄せられたと思ったら、口をこじ開けられ舌を入れられた。
舌と舌を絡め合い、口腔や歯列を執拗に舐められる。
「ん"〜…ん"ん…」
息ができなくて苦しい。
飲みきれない2人の混ざった唾液が口の端から伝っていた。
食い付くような激しいキスだった。
抵抗…できない………。
「ぷはぁ……って、え!?
トトトランクスまさか起きて…!!!」
悟天は顔を赤くしてとても驚いてる様子だ。
自分からキスしたら相手に逆にされたのだから。
「そのまさかだよ。返り討ちだバーカ。」
トランクスは体を起こして唇を拭い、ひとつ欠伸をしてそう言った。
「うそ〜ん。狸寝入りなんて酷いよ〜。いつ起きたのぉ?」
「あんな勢いよくドアを開けられたら起きないわけないだろう。前のお返しってわけだ。」
悟天が帰って来るまでは熟睡してたけどね、と語尾に付け加える。
「(ん?ちょっと待てよ……。自分からキスしてくるってことわ……。)
あ……もしかして……君今日は僕とHしに来たの!?!?」
「………は?」
何言ってんだコイツは……。
「そっかそっかやけにキスに盛ってるなと思ったらそういうことかぁ!」
「ちょ、待っ「心配しないでトランクス!今日はいつもより気持ち良ーくしてあげるから♪」
そう言って悟天はドサッとトランクスを押し倒した。
「うわっ、違うって!やめろっ!…あ、あ"ーーーーーー!」
この後トランクスは悟天にじっくりこってりヤられるのでした。
自分勝手な悟天に今日も振り回されるトランクスであったとさ。
眠り姫にキス
もちろんキス以上もね!