純情ロマンチカ
□あなたを想う
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こんなことで、どうして離れることができる?
ねぇ、こんな恥ずかしいこと絶対直接言えないけど。
もし言ったら…貴方はどんな顔をするのかな?
驚くかな?
それとも俺の大好きな優しい笑顔で笑ってくれるかな?
いつか絶対に直接貴方に言うから。
でもまだ直接言う勇気はないから今言わせてもらうね。
美咲はいったん息を飲む。そして……
「大好きだよ、ウサギさん。
あと…俺を好きになってくれてありがとう。」
そう言って俺は寝ているウサギさんにそっとキスをする。
「さ…てと!」
そして俺は洗濯物を取りに行く……。
「美咲……ありがとう。」
その時俺は、ウサギさんが起きていたなんて思いもしなかった。