ドラゴンボール

□甘い響きに酔い痴れて
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「う〜〜…。悟飯のやつ性懲りもなくやりまくりやがってぇ…。」


身体はけだるいし、足腰もずきずきと痛む。
情事後、肌にまとわりつく気持ち悪い冷や汗や精液を流すため隣で眠っている息子を起こさないようそっとバスルームに向かった。

脱衣所の電気を付けて衣服を脱ぐと、自分の身体に紅い花が咲いているのが間の当たる。

「……うわ…」

鏡を通して自分の身体をすると上は首から、下は膝の付け根より少し上らへんまで悟飯が付けたキスマークが疎らに散っていた。
たくましい体つきのわりには肌の色は淡く白く、紅が余計に目立つ。

「まったく付けすぎだよな……」

1人で悶々と文句をつぶやきながら浴室に入る。シャワーの蛇口を捻ると温かいお湯が頭上から降り、気分を軟らげてくれた。

「ふ〜……きもちい……。」

シャンプーで髪を洗った後、ボディーソープでまんべんなく身体を洗う。
もっとも、擦っても擦ってもこの紅い印はいつ消えてはくれなかったが。
すべて洗い流した矢先に悟空は少し考慮した。

「さて……コレをどうすっかな…」

出来ればああすることは避けたいのだが、他に方法が存在しないのでもうやむを得ない。アイツに手伝ってもらうなどそれこそ自殺行為に陥るだろう。そうなるくらいなら嫌々でも自分でやる方がずっとましだ。
意を決して人差し指を己の秘部にあてがい徐々に中へと侵入させていった。

「う"………」

浴室にくぐもった声が広がる。いつまでたっても慣れないこのもどかしい感じ。ましてや自分でやるとなると余計に異物感が感じられ不快感を与えてくれる。息子にされるのとは全く違って。こんなことしていると、己でさえどことなく罪悪感がわいてきてしまうが、もやは仕方ないことだろうと自分に言い聞かせた。この処理を抑制させる言葉は今は頭の隅に片寄た。

「は………あ………」

内壁が軟らいできたのを感じ取り、指を2本に増やして中を掻き回した。
くちゅくちゅと嫌な音が耳を侵す。なんだか自慰しているみたいで昂がましてくる。
なんで自分がこんなことしなければならないのだ。自分に罪なんてないのに。
己がこうなったのはすべては…そう、息子のせい。
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