ドラゴンボール
□言えない2文字、伝えたい5文字
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「ね〜え〜トランクスぅ」
「何だよ」
自分のベッドに横たわりながら目は雑誌のままに、耳だけ悟天にかたむけた。
「僕たちってはたから見たらどんな感じなんだろねぇ」
「なんだそれ。」
「だーかーらー、他人の目から見たら僕たちはどんな感じだろうねって……。」
「別に?普通だろ…」
「普通って?」
「仲のいい普通の友達。」
「そっか……そうだよね……。」
「なんなんだよ急に……」
「なんでもないや。」
「それならいいけど…」
ヤバい………。
涙出てきそう………。
「ごめんっ。僕もう帰る。用事思い出しちゃった。」
「おい、どうしたんだよ」
「バイバイ、トランクス!」
「ちょっ!おい悟天!」
悟天は窓から飛び出して行った。