純情ロマンチカ

□欲しいのは、貴女だけ※裏
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プルルル……


「あ、相川さん?」


「ん?どーしたの?美咲くん」


「えと、ちょっとお願いがあるんですけどっ


「なぁに?」



「セーラー服って……持ってます?」


「え、セーラー服!?どうしてそんなものを!?」


「大学の学園祭で俺、使うことになっちゃって…。
でも宛てがなくて…」


「いいよ♪私のでよかったらいくらでもかしてあげるわ!」


「ありがとうございます!!」

「じゃあ後日持って行くわね」


「はい!!よろしくお願いします!!」

―――――――次の日



「キャー!!美咲くんかぁわいー

か、かわいいぃ!?!?
うそだろ!?

俺は一応サイズ合わせのため相川さんのセーラー服を事前に着た。

な、なにこのヒラヒラ!!!!
しかもスカート短!!!!

俺はやっぱり困惑するばかりだ。


「美咲、似合ってるじゃないか」

「絶対似合わねぇよ!!」

と、軽く言い合ってる内。

「あ、そうだ!
ごめんね、美咲くん!
私出版社に戻らなきゃ!」

相川さんは出版社に戻ることに。

「あ、いえ!これありがとうございます!!
すぐお返ししますので。」

「そんないつでもいいわよあ、と宇佐見先生?」

「何だ?」


…ボソ
「後は食べちゃうだけですよ

服は汚してもいいからですね。…と最後に付け加える。

そう、相川は美咲に聞こえないように秋彦に告げた。

そして秋彦は何か企んでいそうな腹黒い笑みを浮かべた。


「あぁ。感謝するぞ相川。」

「いぃえ。じゃ、あたし行くね!!」

「はい!お仕事頑張って下さい!」

そして相川は美咲に微笑んだ後、仕事に向かっていった。

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