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□天トラ(Z最終)
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「お前ってアレだよね」
「アレってなに?」


突然のトランクスくんの呟きに
僕はびっくりしてしまった
あれ?

あぁ、格好いいって事?



「んー…あれは、あれ」
「格好いい?」
「ばか、ポジティブ人間め」
「じゃあえっち///」
「自分で言って照れるなよー」
「違う?」
「うん」





じゃあなんだろう

たらしとか言われちゃうのかな
それくらいしか僕を表す言葉ってないよね?





「あれはあれー♪」
「てか今日トランクスくんご機嫌だよねー」
「まーな」
「何か良い事あったの?」
「なーいしょ、ふふふ♪」



普段のトランクスくんは
僕の知ってる限りなーいしょ♪なんて
絶対言わない。

そこまでご機嫌にさせる事と言ったら
きっと兄ちゃんかベジータさんが絡んでる


ここ一週間兄ちゃんは大学に泊まりっぱなしだから…、となるとベジータさんか





「その様子だとベジータさん絡みだね?」
「Σ何でわかった!?///」
「何年君と生きて来たと思ってんの〜?」
「へへ、そーなんだうん。パパの事」
「何があったのー?知りたーい」
「しょーがないなー悟天は」





しょうがないって言われる事じゃない気がするけど、ベジータさんのなにがそこまで彼を喜ばせたのか知りたいから黙る





「ぱぱがねー…」
「うん」
「最近綺麗になったなトランクスって…」
「Σ!!」
「幸せなんだなぁ…お前。って」
「…///」
「悟天に宜しく言っておけって〜///」
「それ本当にベジータさんが言ったの!?」
「んv///」










意外すぎる
あり得ないってトランクスくん

それきっと幻聴だって!





「でもパパも最近綺麗になったんだよね」
「…」
「優しいし…なんだろ」
「…あ」
「何」
「いや!何でもない!!」
「…悟天」
「…わかったよ」






あ、なんて言っちゃった僕が駄目なんだよね。うん…

僕は一生トランクスくんに勝てないんだろうなぁ

惚れた弱みって奴かー…





「べ、ベジータさんも、幸せなんだと思う」
「パパが?」
「うん…」
「ママと俺らみたいにラブラブ?ないないw」




俺らみたいに、ね
嬉しい事言ってくれるねトランクスくんv


でも生憎ブルマさんとラブラブじゃなくて
僕のお父さんと僕ら以上にラブラブなんだと思うんだよね多分さ






「…パパ浮気してるってことか…?」
「…;」
「おい悟天!」
「…僕のお父さんと…」
「え」
「らぶらぶなのでは…」
「…ひぇえ」






だよね。
そうなるよねぇ

ショックだもん普通は


僕だって今ふと
お父さんの背中の引っ掻き傷思い出して
ひぇえってなったもん




「パパが悟空さんを抱いてるなんて!!」
「いや逆だと思うよ」
「ひぇ」
「ぉ、俺は抱くからな!!」
「Σ何が!?;」
「お前抱くから!!」
「あー、僕に抱かれないよって事?」
「そうだっ!!///」





あくまでも攻め攻めなお兄ちゃんで
居たいんだねトランクスくん

そんなところも可愛いよ。なんてね


今はまだ受けっぽくしておくかなぁ
いざやる瞬間に主導権奪還して…

それでいいや

最初から抱くって言うと
警戒するだろうし…






「やぁだもートランクスくんのえっち///」
「背も俺のが高いんだし?」
「も、言わないでよぉばかぁ///」
「悟天可愛い〜vやっぱり抱かれる方だお前は!!大丈夫だぞ、する時は優しくするから」
「ほんとぉ…?」
「おぅ!!」
「初めては…僕の部屋が良いな…駄目?///」
「良いよ。悟天の好きなとこで!」






よしよし
小さい頃から培って来たこの特技
かわいこぶりっこは
泣き真似より得意なんだ僕v



泣き真似は見破れても
これは見破れないんだなートランクスくんは


なんだかんだで
僕の部屋でって決めたし

僕天才☆







「あのぬるぬるのやつ買わなきゃだよな…」
「ぬるぬるのやつ?あ、そだね」
「俺全部買っとくよ」
「良いよ!僕が使うんだから…僕が買う///」
「無理すんな悟天…大丈夫だって俺買う」
「…僕が買うっ」



トランクスくんが買うなんて駄目だって
僕の方がその手のルートには詳しいんだから任せておけば良いのに!!;




「…トランクスくぅん…」
「わかったよ、じゃあ…金出すよ」
「ありがとぉ」
「よしよしー可愛いな悟天は」



よーし
可愛いのは君だトランクスくん
でも今は可愛い子やっておいてあげるね

だから当日は僕に全てをゆだねてね!!












「よぉ」
「Σぱっパパ!!…えと、おはよう!」
「何で離れる」
「い、いえ!!///」
「…?」





「(…パパ悟空さんと…///)ドキドキ」




「!…パパ…首///」
「あ?…!!」
「恥ずかしいょ…」
「お、お前だってキスマークの一つくらい付けられるだろ!?///」
「ぇ…っ、誰に?」
「悟天に…///」
「まだしてないから…」
「何!?何だ…仲間じゃないのか…」


Σ仲間!?


「今度、するんだ…///」
「そうか!…やっぱり悟天のもデカいのかな」
「え!?」
「まぁデカいに越した事は無いぞ」
「あの、俺が抱く…んだけど」
「…無理だな」
「Σ!!」
「孫家腹黒いから」
「じゃあ俺が…っ///」
「だろうなぁ」
「だって悟天可愛いのに…」
「カカロットだって普段天然で可愛いだろ」
「…」


可愛いとか言ったよこの人


「まぁ…俺からのアドバイスは…」
「…orz」
「抱き付いてた方が深くてイイ///」
「Σ」
「頑張れ」
「はぃ…」










遺伝に気付く3日前




end

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