LUCKY DOG1

□強がりなキミ
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「馬鹿か?お前は、こんな無茶して」

「これでも俺なりに最善策を練ったんだけどね」

「じゃあ何故自分を捨てる様な真似なんかした?」

「それがカポを守る施策、だと思ったからだ」

「ジャンが無事ならそれでいい、自分はどうでもよかった……ってか?」

「そういうことじゃない」

「結果そういうことだろう。お前の事だ、襲撃の情報は未然にわかっていた筈だ。だが大事な連合会議を中止にすることは出来ない。だからジャンの代わりにあんたが出席することにした。そして、帰りに襲撃に遭った……」

「だからいつもよりソルジャーを護衛させたんじゃないか」

「論点はそこじゃない。お前は普段全く戦場に出ないだろう。なのに率先して交戦に挑んだ。そして被弾した。幸い肩に銃弾擦っただけで済んだが死んでもおかしくない状況だったんだぞ?」

「…自覚はしていた。だがこのデイバンで好き勝手やってるGDの奴らを易々と見逃すわけにはいかなかった……」

「わかってるさ…そんなことは。じゃあ何故…、何故俺に相談せず自分で問題解決するんだ!いつもそうだあんたは…。いつもたったひとりで危険な壁にぶち当たって…。俺を、仲間を…カポ・レジュームを信じてないのかよ!」

「信じているから、何よりも大事だから…君たちファミーリアに危険な目に合わせたくないんだよ」

「そんな苦難を共に乗り越えるのがファミーリアってもんだろが。もう少し俺らを頼れ、ベルナルド」

「……そうだな。……悪かった。1人で勝手に無茶な真似して」

「ホントに…お前が被弾したと聞いたときは卒倒しそうだったんだぞ…」

「ライオンを卒倒させるなんて、俺はそこそこの大物だな」

「cavolo、茶化すな。
……肩の傷、痛むか?」

「これくらいどうってこてないさ」

「そうか……。なら今からでも、傷を労りながらたっぷりお仕置きしてやれるんだがな」

「…Che cazzo dici」





















※Che cazzo dici
 ぬかせ

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