ドラゴンボール

□甘い響きに酔い痴れて
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「父さん?何してるんですか。」

浴室の明かりと異様な水音を聞き取ってきたのか、自分の後ろには悟飯が立っていた。

「う、ごは……」

「目が覚めて隣を見たら父さんいませんでしたから……。」

咄嗟に秘部から指を引き抜き、そばにあったタオルを腰に巻いた。

「ふうん……そういうことなら……手伝ってあげましょうか?」

目の色を変色させたかのように表情を変え、悟空の前へヒタヒタと歩み寄る。

「くっ、くるな!!」

「だって自慰してたんじゃないんですか?」

「そ、そんなんしねえよ!!」
「じゃあ何故そのようなことを?」

「―――……っ……、オ…オメェがさっきオラん中にぶちまけた精液取ってんだ!!!!」

羞恥心と息巻きで声を荒げ、悟飯をキリッと睨み上げた。もっとも息子には効かないことなどわかってはいるが。怒りは押さえられない。

「ふ〜ん……父さんはいつからそんな卑しくなったんですか」

「なっ…//!」

「自分で下肢を弄るなんて今の今までしなかったじゃないですか。あ…でもまぁ僕とあんなことする関係になった時からはの声が何処からか稀に聞こえるようにはなりましたけどね。」

「な!そ、…それは……//」

「ふふ…そういうコトは僕に任せればいいんですよ」

口元に薄く弧を描き、悟空の腰に巻いていたタオルを剥ぎ取った。

「やっ……なにすっ///」

隠していた悟空の逸物も、表わになりすでに案の定硬直していた。羞恥で悟空の顔色が刹那に赤くなる。

「ふふっ…もう反応しきっていますね」

「うっ……うるせぇ…///」
やはり、息子にだけはどうしても…勝てない。

「でもさすがの父さんも辛いでしょう?僕が抜いてあげます」

傍に置いてあるボディーソープを手のひらで取り、表わになっている逸物をふわりと優しく握った。

「ひゃっ!」

冷たいもどかしい感じに腰を反射的にすぼませる。逃げようとしても後ろは壁で、もう行く手を阻まれた。逃げ道が見つからない。

「大丈夫ですよ、すぐに熱くなりますから」

そう言い手で巧みに上下に扱き始めた。厭らしい手つきで優しく愛撫する。ボディーソープのねっとりした感触と、悟飯の高度なテクニックが合わさってなんとも言えないもどかしいような感覚が押し寄せてきた。

「あぁっ、んぅ…、ふっ、…ぅあん…」

躰をいいように翻弄され、逃げることもままならなければもはや声を上げることしか己には出来なかった。いくら堅固な己でも快楽の渦には逆らえまい。

「はぁ、ん…ご、はん…あぁっ…」

「ふふっ、可愛い…父さん…」

口元に弧を描き乱れる父をいいように見測る悟飯は、もう片方の手をボディーソープで濡らし、悟空の秘部にあてがった。

「ひっ……な、なにす…!」

後ろに異物感を感じ、身体をビクつかせる。

「取るんでしょう?僕の、精液…」

そう意地悪く言うと秘部に人差し指をずるずると挿入し始めた。

「や、あ…ぁ…」

「もう解れてますね…」

その内壁は悟空がさっき綻んでいたせいか、思ったよりもすんなりと受け入れたのだった。
中がすでに解れていたのを確認したら、指を一気に3本に増やし内壁を刺激した。

「うあぁ…あっ、やだ、ごはぁん……っ」

「嫌、じゃないでしょう?イイ具合に僕の指を締め付けてきますよ」

痛みなんてものはなく快楽のみが悟空を襲い、無意識のうちに締め付けてしまうのだ。それがいい具合に悟飯の指にまとわりつく。
最奥までぐっと指をもっていけば、バラバラに動かして秘部内をぐちゅぐゅと掻き回わす。

「んあっ…や…、あうぅ…」

ぐちゅぐちゅと卑猥な水音と甘い艶声が浴室に響き渡りそれさえも二人の聴覚を侵し、お互いの情欲をより促進させる。
悟空の艶姿をいいように眺める悟飯は不吉な笑みを浮かべ、ある一点を求めるように中を探察し始める。そして奥の突起を探り当てると、悟空はより一層甲高い艶声が悟空の口から漏れた。

「んぁっ!や、そこ…ぁんっ…うぁっあ!」

「ここですか?前立腺……」

悟空の前立腺を指で感じ取た悟飯は執拗にそこを責め立てた。ぐりぐりと強く押し付け刺激する。後ろに気をとられていた悟飯は前ががら空きのに気付き、それを再度扱きあげた。前からと後ろからの刺激により、途端に泣きたくなるような濃厚な快楽が一気に悟空を襲った。

「はあぁん!んぁあっ、はっ、ごは、ダメ、イ、っちまう!」

「いいですよ…出して下さい…」

そう悟飯が言い促すと、悟空はその言葉に委ねる。

「はっ、んあっ、う、あ、あああぁ――!!!」

甲高い嬌声と共に、悟空は身体を震わせ欲を吐き出した。余韻に浸り、ぐったりと身を脱落させる。放たれた精液は悟飯の手のひらにしつこくまとわりついていた。

「ふふ…さっき出したばっかりなのに一杯出ましたね」

ペロリと舌で舐め上げれば、甘いとくちづさむ。

「はぁ……はぁ……ご、はんの……バカ…やろ…///」

涙ながらに悟飯を睨んで論う。

「そんなの僕からしたら誉め言葉にしか聞こえませんよ?(クス)その卑しい姿…相変わらず父さんは淫乱ですね…。堪らなくそそられますよ…。」

舌で唇の周りをペロリと舐め回し、悟空の艶姿を熟視する。

「な……ちがっ!///」

「ふふ…十分淫らですよ?ってことで、続き…初めますね」

「え、え!?続き!?」

「まさか…このままで終ると思ってたんじゃないでしょうね?」

「あ、…はは……えっと……う、うん。」

図星をつかれ、もうなんの言い訳も見つからなかったためしどろもどろに答えた。

「案の定ですか。そういう考えこそ『バカ』というものですよお父さん。あそこ迄やって欲情しない方が変哲ですよ」

もうすでに天を仰いでいる自分の雄芯を悟空の前にあてがった。

「ひっ……」

「お父さん、今日は母さんも悟天もいません……。ですから…またその可愛いお口で、いっぱい鳴いて下さいね?」

ぐっ、っと一気に己の逸物を最奥目がけて貫いた。

「や、やだっ、あ、あああぁぁぁーー!!」

さっきとは比べものにならない質量に、悲鳴を上げる。そして悟飯はお構い無しに容赦なく攻め立てた。





「貴方のどんな姿も…愛していますよ。」




その後、浴室から発せられる嬌声は途切れることがなかったという……。








(オラがこんなにい…淫乱になっちまったのは全部オメェの所為だよ!!!)
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