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□痛い遺体居たい
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何だか最近体調がよろしくない
頭痛は鈍く長々と続いているし
手首が何故か痛い(あ、あと足首も)
隣で何かの雑誌を読んでいるスクアーロ
いつもならベタベタいちゃいちゃするところだけど
今はそんな気力も無い
そんな私を不思議に思ったのかスクアーロから話しかけてきた(普段なら泣いて喜ぶのに…ぐずん…)
「う゛おぉい…どうしたあ」
そう言って私の頭を優しく撫でてくれるスクアーロ
「頭、痛い」
「薬飲めえ、薬」
「やだ、薬頼るのやだ」
「…じゃあ寝てろお」
なんだ!そんな突き放すような言い方ないじゃないか!
と思いつつ私を撫でている手がまだ優しいから許しちゃう
そしたらスクアーロがため息をして私を抱き上げた
「ぅーーわーー」
「……」
ちょ、やばっ!!スクアーロの顔が近いよ
てかやっぱカッコ良いー…
そして私をベッドの上に優しく下ろし、自分も横になった
「?」
「おめえは無茶し過ぎなんだよ、疲れがたまってんだろお」
「そっかな」
スクアーロはまた私の頭を撫で始めた
あ、気持ちいい…寝ちゃいそう…
「ゆっくり休めえ…」
ちゅ
スクアーロは優しい口付けをしてくれた
「ん、スクアーロ…寝るよ」
「ああ」
「傍にいてね」
「ああ」
「おやすみ」
「…ああ」
(…おはよう)(よお…どうだあ?頭の方は)(うん大丈夫みたい!)