企画小説

□パルス
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ボンゴレとその同盟ファミリーによる定例会議の日。
各ファミリーのボス達が顔を揃える中、XANXUSもボンゴレの暗殺部隊の長として出席していた。
いつもは帝王の如くボンゴレ10代目沢田綱吉の隣に座っているXANXUSだったが、今日は様子がおかしかった。
普段は周りを威嚇するかのような堂々とした態度のXANXUSが今は不安定に気配を揺らしていた。
僅かにだがたまに身体を震わしているようにも見える。
その度に護衛として背後に控えているスクアーロの方にちらりと視線を寄越すのだ。


ヴヴ…という小さな振動音がXANXUSの体内でして、XANXUSがびくりと身体を微かに動かした。
そうXANXUSの体内には小さなバイブが埋め込まれていた。



それは定例会議が始まる少し前のことだ。
「いいもんやるぜぇXANXUS。いい子にしてたら後で褒美もやるぞぉ」
そう言いながら唇を寄せてくるスクアーロをXANXUSは抵抗する間もなく受け入れた。
XANXUSが口付けに夢中になっている間に、スクアーロはXANXUSの腰に手を回しズボンの隙間から差し入れた。
「んっ…。な、何…」
XANXUSが文句を言おうとするのを口付けることで止める。
スクアーロは差し入れた手を更に奥にやり、尻の割れ目を辿り秘所に触れる。
濡れていない指は異物感をXANXUSに与えながら侵入してきた。
「はぁ…。ゃ、…痛ぃ…」
XANXUSはスクアーロから唇を離し、訴えた。
それを聞いたスクアーロは指をXANXUSから抜いて、ポケットからバイブを取り出した。
「いいもんやるって言ったろ」
スクアーロはXANXUSに見せつけるようにそれをぺろりと舐めて濡らした。
「な!」
XANXUSは絶句し、次いでスクアーロから逃れようと焦って体を離そうとした。
しかしスクアーロはXANXUSを逃さないように抱き締めると、素早くXANXUSのズボンの中に手をやりバイブを秘所に押し当てた。
そしてXANXUSの抵抗を防ぎながらすぶすぶと奥まで押し込んだ。
「やぁあ…。てめぇ…はず、せ。この、ドカスがぁ…」
XANXUSは体内の異物に刺激されスクアーロにしがみつくようにしながら言った。
スクアーロはXANXUSの頭をさらりと撫で、額に口付けをすると口を開いた。
「駄目だぁ。今日はそのままで会議に参加だぁ」
XANXUSにとっては死刑宣告にも似た言葉が優しく囁かれた。
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