さよなら絶望先生

□Sharing an umbrella
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しとしとと雨が降る。家から出て来る時は晴れていたし、降水確率も10%程度だったから傘は持ってきていない。


「あちゃー、結構降っちゃってるな」


教室の窓から空を眺める。空は灰色の雨雲が占拠しており、雨足は弱まりそうにも無かった。


けれど私には走らずとも家に帰れる勝算があった。
…だって、私には細かい所まで気の回る幼なじみがいるから。



−Sharing an umbrella−
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