紅柏餅
唇に唄を咲かす
少年はいつしか花に
光へと上向く
ティナは一羽の鳥に
美しく誇る
歌姫の声絹の尾鰭
波は浚い海に染める
ほころぶ手のひらに
鮮やかに笑ひて
松田かしわがお送りする
紅柏餅と書いてクレナイカシワモチへ
いらっさいましー。
小説と詩がメインです。
ゆるゆるどうぞー。
◇◆◇◆◇
さようなら
なんて、嫌いだわ
あなたは言った
僕は頷いた
だから今、手を振るよ
きっともう話すこともない
笑い合うことも
まして手を繋ぐことなんて
だから、手を振るんだ
さようなら
は、言えない
またな
を言う勇気も無い
だからせめて
手を振らせて
どうかまた
次の世界で。
また出逢えるから、
◇◆◇◆◇
またいらして下さいましー。
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