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小説にならない小ネタとかsssとか書き出しをこぼすメモ
◆マジキチ水軍で乱受け集B(舳乱←網) 

ねえみよにい、なんでみよにいばっかりひいきされるの?おれだってらんたろうくんのことすきだよ。ううん、みよにいよりすきなじしんがあるよ。それなのにらんたろうくんは、ちっともおれのほうをみてくれない。それどころかみよにいばっかりみて、みよにいばっかりかまって、ずるいよ。

2012/07/15(Sun) 03:02 

◆マジキチ水軍で乱受け集A(疾乱←舳) 

「…兄貴は、乱太郎さんに選ばれてなった乱太郎さんの恋人なんでしょう。いつまでもうじうじしてると、奪っちまいますよ」「…舳丸は、怖ぇなあ」

2012/07/15(Sun) 03:01 

◆マジキチ水軍で乱受け集@(網乱+舳) 

「ねえみよにい、乱太郎くんはなんで来ないの?なんで俺を避けるの?ねえなんで?俺はただ乱太郎くんがすきなだけなんだよ?ねえなんで…」狂ったように呟き続ける網問の頭をはたいて止めた。「馬鹿野郎。乱太郎さんが好きなら、乱太郎さんのことも考えろ」

2012/07/15(Sun) 02:59 

◆落乱 重乱 

夕方の澄んだ空気に溶ける言葉がわたしの頭を痺れさせた。
ねえ乱太郎くん、何度だって言うよ。俺は君が好きなんだ。いつか必ず、手に入れてみせるからね。
岩に打ち付けられて跳ねる波が水飛沫となり、二人の足を濡らす。すい、と彼の足元を絶えず泳ぐ小さな魚はきっとわたしだ。既に惹かれて、逃げ道を失ってしまっている。

2012/05/29(Tue) 00:52 

◆落乱 鬼蜘蛛丸乱←カメ 

お兄様聞いてください。実は今、カメ子は恋をしているのでございます。
そんな台詞で始まる、大切な妹から届いた手紙を手にし、しんべヱは戸惑っていた。彼女が想いを寄せる人物が、自分のこれまた大切な友人である乱太郎とあったから。そして、しんべヱは知っていたから。
乱太郎には恋仲である男がいた。

2012/05/29(Tue) 00:45 

◆落乱 ?→←乱 

ごめんなさいごめんなさい、好きになって、ごめんなさい
目の前に自分がいることにすら気付かずただそればかりを繰り返すこの子に、一体どんな言葉をかけてやればいいのか。
何も分からなくて訳もなく哀しくて、俺の方こそ愛しているんだなんて、言えなくて。
苦しい。

俺たちはお互いに、心臓を削り合う恋をしている。

2012/05/29(Tue) 00:41 

◆お題「夢くらい見させろ」 白+鬼 

心の美しい人間。そんなものは存在しない。
それが、地獄の官吏として何千年もの長い間様々な人間を見てきた、鬼灯の持論だった。
「勿論それは、人間だけに当てはまりません。地獄の鬼だろうと神獣だろうと、醜いものは醜い」
いっそ気持ちがいいほどそう言い切った鬼灯の手には、もう何杯目になるか分からない清酒の入った升。机を挟んだ向かい側には、普段から大嫌いだとお互いに公言し合っている天国の神獣白澤がいた。犬猿の仲であるこの二人が、何故いかにも仲の良い友人のように同じ席で飲んでいるのか。二人の関係を知る者なら誰もが抱くその疑問の答えは、既に鬼灯の隣で酔い潰れ眠りこけている閻魔大王にあったが、それは蛇足にしかならないから触れるべきではないだろう。とにもかくにも、二人は現在進行形で顔を突き合わせ、いつものように罵り合うでもなく至極真剣な表情で語り合っていた。
「お前の言いたいことは分かるよ。皆誰かの為と言い訳をしながら、自分が得する事を絶対的な前提条件として行動する。でもそれは、命ある者として当然の、むしろなくてはならない欲だろう?」
「生きていられる最低限の欲だけで止めておけばよいのです」
一息に飲み干し中身の無くなった升をたん、と勢い良く机に置く鬼灯の、いつも変らぬ無表情を張り付けたその整った顔に、今は若干の苛立ちが垣間見える。何に対して苛立っているのかは分からないが、それでもこうして感情を表に出してしまうほどには鬼灯も酔っているのだろう。珍しいこともあるものだ、と一人ごちて白澤も酒を呷る。
(いや、違うな。コイツ・・・)
「もしかしてお前、後悔してる?」
鬼灯の肩が、きっと自分にしか分からないだろう程度に微かに揺れた。図星か。

2012/05/13(Sun) 18:30 

◆ストーカーシズちゃんでシズイザ 

毎朝必ず寄越されるそれの差出人に、全く気付いていなかったと言えば嘘になる。
見た目はごく一般的な封筒と便箋。内容は、俺の私生活の全て。
簡潔に言えばストーカーという奴だ。
それがいつ頃からくるようになったのかは覚えていない。ただ初めの頃は、以前に利用した元信者の嫌がらせかと思っていた。だから、それが勘違いだと気付いたときの衝撃は酷いものだった。
なんせ真の差出人は、よりにもよってあの化け物だったのだから。

2012/05/13(Sun) 17:43 

◆no title 

「せやかて、別にもともと好きとちゃうし、な。」
知っていた。知っていたよ。けれど、夢を見させてくれると言ったのは貴方ではないか。なんて酷い人だろう。
世界は忌々しいとつくづく思う。僕を認識しない、必要としない。それならば夢の中に閉じ籠ってしまえばいいと考えたけれど、それすら良しとしない。
僕は何なのだろうか。
「僕がお前を認識してあげた、見出してあげた。観念して僕の物になってしまいなよ、テツヤ」
僕の光、僕は影。そうして生きていくことは幸せだ。
夢はもう見ない。

2012/05/13(Sun) 17:39 

◆no title 

これが現実だとは信じたくなくて、目元を覆う掌をあえて払わなかった。きっと今の自分は酷い顔をしている。それを見られたくない自分の気持ちを察してくれる彼の優しさに甘えてしまう。
なんで。どうして。捨てないで。お願い。
言いたくて叫びたくて、けれど言えなくて飲み込んだ言葉は喉元に引っ掛かったまま、溶けない。
もう何も見えない。あの人が自分を見捨てて、自分が彼の掌を受け入れた時点で、何もかも。
このまま彼を受け入れてしまえば、自分はきっと幸せになれる。
もう、いいでしょう?
囁く彼の声に、知らず知らず頷いた。

2012/05/13(Sun) 17:20 

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