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小説にならない小ネタとかsssとか書き出しをこぼすメモ
◆この痛みさえも愛と呼ぶのですか(網乱) 

網問さんのせいでわたしの苦無が汚れちゃいました。ちょっぴり拗ねた様子で不満を洩らす乱太郎くんは大変可愛らしい。毎日似たようなことが行われる度、血で真っ赤に染まる自分の体のことすら忘れて、抱き締めてどろどろに甘やかしてやりたい衝動に駆られてしまう。これがおかしなことだという認識は乱太郎くんには無い。ただ俺が、乱太郎くんから与えられる痛みに耐えることすら、乱太郎くんにとっては愛のひとつらしい。

2015/02/08(Sun) 15:22 

◆舳乱←重 死ネタ 

「やっぱり、俺じゃ駄目なの」「・・・ごめんなさい。わたしは、何があっても舳丸さんを待ち続けるって、約束したから」・・・舳兄はずりいよ。帰ってこない人間と張り合うなんて無駄なこと、わかってて俺にさせようとするんだから。目の前で俯いて黙ってしまった乱太郎くんの頭を撫でて思った。




「おいまて誰が帰ってこない人間だちょっと泳ぎに行ってただけだろうが」

死ネタ(詐欺!)

2015/02/08(Sun) 15:21 

◆ついったろぐ(きり乱) 

ふと手に取ったのは気まぐれだった。何を思ったわけではない、あいつを思い出したのは店番に会計を頼んだあとだった。それでも、それを握る自分の頬が緩んでいるのが分かって、普段あんなに執着している銭を上機嫌で差し出した。鮮やかな紅葉色の組紐があまりにも乱太郎そのままだったので、それに気付いてから自分の頭の中がどれだけ乱太郎で占められているか思い知らされて恥ずかしくなった。帰ったら一番に乱太郎を探そう。好きだ。

2015/02/08(Sun) 15:19 

◆ほんきだした(舳乱(にここからなるはずだった)) 

見慣れているとはいえ、冬の海に夕陽が沈んでいく情景は容易く言葉で言い表すことが出来ないほど美しいものだ。
しばらくの泳ぎの後に海から岩場へ上がり、ふと振り返ると飛び込んできた景色に目を奪われた。夏に比べると冬の太陽はやや小さめに見える。すでに三分の一ほどが水平線に沈んでしまっているそれは、瀬戸内海の冴えた空気に溶け込もうとはしない。世の中のほぼ全てが色を失いゆくのに反して、そのいろはいつでも圧倒的な存在感を放つ。それなのに、水面に映るそれはあまりにも儚く、光に埋もれて自己を失いかけていた。
空気も海水も冷たく、ぼうっとしているとすぐに体温が奪われて危険なことは知っている。しかしそれすら忘れて見入ってしまうほど綺麗だった。涙が出るほどに。

2015/02/06(Fri) 02:16 

◆チュートリアルまたは解説書(網乱) 

網問が忍術学園を訪れると、乱太郎を見つけた。
一人でいる乱太郎を見るのは珍しかった。
ふと悪戯を思いついたので、後ろからこっそり近づき大声でおどかしてやった。
すると乱太郎は勢いよく後ろを振り返った。
見開いた目が零れ落ちそうだったので、網問は自分がおどかしたことも忘れて心配になった。
それだけだった。
網問は乱太郎に恋をした。

2015/02/06(Fri) 02:07 

◆好きなんかじゃない(重乱) 

やけに兄貴たちに可愛がられている、赤毛の子供。気に食わない。
小さくて弱い、それでいて不運という救いようのないやつ。ほら今も、ちょっときつく言ったらすぐに涙目になって兄貴たちに心配されている。頭を撫でられて慰められて、そんなに嬉しいか。お前は忍者のたまごだろう、もっと強くならないでどうするんだ。みよ兄もそんなやつ構わなくていいのに。
大体、どうしていつも俺に話しかけてくるのか。こっちは真面目に仕事をしているというのに、目障りだ。目の前であの鮮やかで目立つ髪の毛がふわふわしていたら気になって仕方がない。あんな零れそうなほど大きな目でまっすぐ見られたら視線がくすぐったくて仕方がないんだ。

2015/02/06(Fri) 02:03 

◆永遠泳(水軍乱) 

愛しいあの子が泣いている。
慰めるでもなく横で見ているだけの俺は、あの子の瞳から絶えず零れ落ちるそれに見入っている。
綺麗だなあ。舐めたらおいしそうだ。いやそれよりも、その中で泳いだら楽しいかもしれない。小さくなった俺がぱしゃぱしゃと泳ぐ度に弾けて消える雫。
うん、いいなあ。

2015/02/06(Fri) 01:57 

◆マジキチ水軍で乱受け集E(?乱) 

決してほどけないようきつく縄を結んだ手首は擦れて血が滲んでいる。どうやらまた逃げようとしたらしい。ここへ来てもう五日になるというのに毎日懲りもせず脱走を試みるせいで、もう彼の体はぼろぼろである。けれど自分としてはそれでもいいのだ。傷付いて傷付いて、逃げようとしても逃げられないことを悟ったその時、きっと乱太郎くんは本当に俺のものになるのだろうから。

2012/07/15(Sun) 03:06 

◆マジキチ水軍で乱受け集D(ハイティーンズの誰か×乱) 

「鬼蜘蛛丸さんってほんとすごいですよね、まさに海の男って感じです!蜉蝣さんも〜」きらきらした目で語る乱太郎くんを今だけは見られなくて、仕事があるからと言い訳をして乱太郎くんの横を離れた。あまりに不自然だったから、もしかしたら乱太郎くんを不安にさせただろうか。悪いことをしたな、とちらりと思う。けれど。たしかに俺はまだ若くて海賊としての貫禄もないかもしれない。兄貴たちがすごいのだってよく知ってる。けれどそれでも、乱太郎くんの口から出るほかの男の名前を聞くことに耐えられなくて俺は逃げた。

2012/07/15(Sun) 03:05 

◆マジキチ水軍で乱受け集C(網乱?) 

「乱太郎くん久しぶりー!なんで最近来ないの?そんなに忙しいの?それともお友達と遊ぶのが楽しくて俺のことなんか忘れてた?仕方ないよねー俺達ほとんど会えるときなんてないもんね…そうだ!明日から毎日くるよ!そしたら毎日会えて嬉しいし乱太郎くんも俺のこと忘れないし一石二鳥だよね(以下略」

2012/07/15(Sun) 03:03 

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