□遥かなる空の下で
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君の歩いてきた道を笑える者など誰もいない



たとえ どんなに不器用に転がって 傷つきながらきたとしても



その傷はすべてを廻らせて 君を創ってきたんだ



幼き日の夕暮れに
悲しみに似た時を過ごした秘密の場所…



あの場所に新しいビルが建ったとしても


たとえ空が隠れても


あの時 君を見ていた太陽は 今もずっと君を見続けている


あふれる緑咲くかの地をぬけて
君よ 舞い上がってゆけ


ただ輝きの螺旋の中で 君は君を知るだろう


空をゆく黒鳥よ
その影を地に落としどこまでも導いてゆけ


悲しみの闇に鳴く獣に月があるように

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