セリフ集
□少女革命ウテナ
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それは昔々のお話です。
あるところにお父様とお母様を亡くし、深い悲しみに暮れる幼いお姫様がいました。
そんなお姫様の前に白馬に乗った旅の王子様が現れます。
りりしい姿、優しい微笑み、王子様はお姫様をバラの香りで包み込むとそっと涙をぬぐってくれたのでした。
「たった一人で深い悲しみに耐える小さな君、その強さ、気高さをどうか大人になっても失わないで。今日の思い出にこれを」
「私たちまた会えるわよね」
「その指輪が君を僕のところへ導くだろう」
王子様がくれた指輪はやはりエンゲージリングだったのでしょうか。
それはいいとして、お姫様は王子様にあこがれるあまり、自分も王子様になる決意をしてしまったのです。
でもいいの? ほんとにそれで。