〜 Nana×Misato 〜

□花びらに託す想い
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「美里、知ってる?桜の花びらが地に落ちる前に取ると願いが叶うってウワサ」
「小さい頃に聞いた気がします。何か願い事あるんですか?」

急に願い事の話を出したということは何かあるのだろう。

「あるよ。ライブとアルバムが成功しますように、って」
「奈々さんなら願い事に頼らなくても大丈夫です!!」
「ありがと」


そんな他愛ない会話の途中、私の服の袖に花びらが落ちてきた。

「何か美里も願い事しなよ」
「願い事ですかー……」

 
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