〜 Long 〜

□1章
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堀江さんに言われた通りついていくと扉のある場所だった。
いつも開いているところしか見たことなかったから閉じているところを見るのは初めてだった。
全体が鏡になっていたんだ――

堀江さんは胸元のロザリオを握り何かを呟いた。

その瞬間鏡が光り輝き、知っている顔が写った。

「大天使三嶋様!!」

思わず名前を呼んでしまった。

「その声……。奈々か!?お前何やってるんだ!!」
「す、すみませんっ!!」

いきなりの怒声。
怒られても仕方ないことしたけど……

 
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