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現在、クルサブの文章2つを置いております。




***

『君とキスを』


ほほ笑みあって、

(クルサブ)









するりと目の前で灰色が揺れた。
長い睫も、すぐそばにあったように思う。


「びっくりした?」


間近にせまった顔が、くすりと笑った。


「…積極的だなァ」
「嬉しいでしょ?」
「さァ」


本当は、顔が緩んでしまいそうなくらいに嬉しいのだけれど。
ほんの少し口角を上げる程度にとどめておいた。


「たまにはいいかなぁって」


すました顔が、なんだかおかしくて。
ふ、と思わず笑いが零れた。


「サブロー、もう1回」
「うん?」
「もう1回」


仕方ないなぁ、なんてもったいつけたような言葉と、どこか嬉しげな顔。
無償に、愛しいなぁ、なんて思った。


「ふふ」


弧を描いた唇に、同じそれが重なった。






***

でれでれする電波。でれでれ。

2015.5.24



確かに恋だった』様より。

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お返事はDiaryにて。






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