新天地で5つの難関

□第1章:環境はかなり劣悪ですB
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前回、晴れて決定した、『私』こと『うずまきナルト』少年が進むべき道

というわけで

《癒し系》で健気な『九尾の器』のイメージを里の皆様方に植え付けよう

と、早速思い立った

故に、ボロい我が城から商店街へと足を伸ばしてみたのだが…

「帰んな!お前に売ってやる野菜なんか無いんだよ!」

…これはちょっと、持ち時間が少な過ぎませんかね、師匠

生まれたてほやほやの新人芸人だって、もう少し自分の魅力を披露する猶予が与えられるはずだ

それなのに、私はと言えば、店という店(ステージ)に顔を出した瞬間、大声でがなり立てられる(幕を降ろされる)のだ

一言だって口を挟む隙がない

原作知識で里の住人の態度は知っていたけれど、予想以上だ

原作の第一話で描写される、母親達の陰口シーン

あんな風な、もっと大人しい感じのイビリ方を想像していただけに、最初の店では目を引ん剥いた

…疑われそうだが、コレは決して演技ではない
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