Tales

□君と出会った日
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目の前には一面と色鮮やかな花。

太陽の光が差し込んで暖かい。

「…こんなところに…こんなのが…」

「ふっふーん♪ここはアニスちゃんしかしらない秘密の場所です★」

「い…いいんですか?僕に教えて…」

「イオン様は特別なんです★」

「特別……僕が…?」

「はい!そうです♪」

信じられない……この僕が…特別?

「………………………………」

「イ…イオン…様…?」

「はっ…あぁ、すみません」

「い…いぇ……ご迷惑でしたか…?」

「そ、そんなことないです…嬉しくてどうしたらいいのか解らなくて…」

「…そうだったんですか?嬉しいときは笑うんですよ」

「………笑う…?」

「はい♪人間の感情表現です」

「……感情…表現……」

僕は人間に必要な最低限のことも出来ない。

「イオン様。イオン様にもう一つ見せたいものがあるんです!」

アニスは僕の手を掴んで走り出す。

「ア…アニス…!ま、前…!!」

「………えっ…?」






ゴンッ一一一一一一






「……い…いたたたた…」

アニスは目の前にあった木に見事撃沈。

「…んもうっ!!なんでこんなとこに木なんてあんのよ!!」

アニスは木に向かって怒りをぶつける。

「………ふふっ……」
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