Tales

□心の願い
2ページ/3ページ

「………コレットちゃん……」

「…こんな私を頼ってくれている人が居るから…私は頑張れる」

「…………………」

「…だから…私が世界を再生してみんなの笑顔を取り戻す」

「…もしそれが自分の命と引き換えでもか?」

「…っ!!……うん…それでみんなが笑顔になれるなら」

「…俺様は認めねーぜ」

「……ゼロス……」

「折角生まれてきた命をそんなことに使いたくねえ…」

「………っ………」

「…これが俺たちが生まれてきた理由なら俺は神様を恨む」

「……………………」

「折角生まれきた命なんだぜ?自由は無理かもしんねーけどよ…」

「……………………」

「せめて自分のやりたいけとを好きなだけやりたいとは思わねーの?」

「……それはっ……」

「ただ勝手に生まれて役目果たしたら消えろってか?…ふざけてるぜ」

「………ゼロス……」

「コレットちゃんだってもっとロイド君たちと一緒に居たいだろ?」

「……でも…役目を果たさなきゃもっとロイドたちとは居られない…」

「……………………」

「…別に一緒に居なくてもいい…ロイドが…みんなが幸せになれるなら…」

「………コレットちゃん………」

「…私はね…みんなが幸せになってくれれば何も望まない」

「………………………」

「…私の願いはただ一つ…再生された世界で幸せに生きていてほしい」

「……自分はどうなってもいいのか…?」

「…うん…世界が再生さてみんなが幸せになれるなら…」

「……そこまで言われたら俺様も黙ってちゃいられねーな」

「……えっ…?」

「…コレットちゃんがそこまで頑張るなら俺様も頑張らねーと…同じ神子としてな」

「……ゼロス……」

「んじゃま…そろそろ帰ろうぜ?ロイド君たちが心配すっからねー」

「……そだね……」


















私が世界を再生するから




あなたはこの再生された世界で





幸せに暮らして下さい




END
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ