Tales

□君の隣
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旅を続けるユーリたちに



無数の魔物が立ちはだかる一一一







一一一グルルルルルッ



「くそっまだ居たのか!!」

「か…囲まれました…」

「おっさん喰われちゃう……?」

「ああ〜もう、面倒!あたしの魔術でぶっ飛ばしてやる!!」

「…いくぞっ!みんな!!」

群がる魔物に向かっていく。

「くそっ…手強いな…」

「ガルルルルッ!!」







一一一一一どさっ







「……………………?」

今、何か聞こえたような一一一

「ガルルル…ギャウッ!!」

「うぉっと…!危ねぇ危ねぇ。おい、リタ!早く魔術を一…」

そこでユーリは言葉を失う。

ユーリの異変に気付いたみんなも言葉を失った。

みんなの視線の先にはリタが倒れていた。

それを好機だと思った魔物たちがリタを囲んでいる。

「「「リタッ!!!」」」

みんな叫んでリタのもとへ駆け付ける。











君の隣











一一一熱い



一一一体中が熱い



一一一寒いはずなのに



一一一どうしてこんなに熱いの?



一一一苦しい



一一一誰か助けて




「……………………」

目が覚めた。視線の先には天井がある。

自分の体は布団で覆われている。

「……何…してたんだっけ……?」
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