Tales

□人の温もり
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いつからだろう

人の温もりがこんなにも

温かかったのは


「リタ!後ろ!!」
「えっ…?」
「リタッ!!!」
ぼーっとしていた。不意に名前を呼ばれ
気付いたときにはもう遅かった
「きゃっ!!!」
もうだめだと思った瞬間
目の前に黒髪の青年があたしの前に居て
そしてゆっくりあたしの方向に向かって倒れた
「「ユーリ!!!」」
みんなが叫んでユーリのもとへいく
けどあたしは体中が震えて
何もできずにその場に立ち尽くしていた



ずっと独りだった

私が何処かに行くたびに

みんなあたしを見ては叫んで逃げていく

苦しかった。胸に針が刺さったように痛かった。

街の入り口で一人の青年と出会った。それがユーリだった。

あいつはこんなあたしを必要と言ってくれた。

初めてだった。初めてあたしを必要と言ってくれた。

そして手を差し伸べてきた。あたしはその時決心した

この人を死なせない。あたしの魔術で守ると−−−
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