メイン

□秋月夜話
1ページ/10ページ




「…なぁ、俺、変じゃない?ちゃんとしてる?」


何度も何度も尋ねる子供に。


「――大丈夫っス、どこから見ても問題ありませんよ。…お祭、初めてですか?」

「…うん…、遠くから見た事はあったけど――」

安心させる様に優しく微笑むと。

「そうですか…。――あぁ、そろそろ始まる刻限ですね。じゃぁ、行きましょうか。今夜は一杯、楽しみましょうね?――」





――神楽の音色に誘われて。二つの影は繰り出して行きました。






次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ