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□秋月夜話
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「…なぁ、俺、変じゃない?ちゃんとしてる?」
何度も何度も尋ねる子供に。
「――大丈夫っス、どこから見ても問題ありませんよ。…お祭、初めてですか?」
「…うん…、遠くから見た事はあったけど――」
安心させる様に優しく微笑むと。
「そうですか…。――あぁ、そろそろ始まる刻限ですね。じゃぁ、行きましょうか。今夜は一杯、楽しみましょうね?――」
――神楽の音色に誘われて。二つの影は繰り出して行きました。
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