立海ぶっく

□love letter
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俺は名無しさんが世界一、いや宇宙一と言ってもいいくらい好きだ。っつーか愛してる。
1年の時に廊下で名無しさんを見つけて一目惚れして、同じクラスの友達を利用して名無しさんに話しかけた。そしたら話があってもっと好きになって。アドレス聞けた時はすげー嬉しくて色んな奴に自慢しまくったし、メールだってしつこいくらいに沢山した。
2年になってクラスが一緒だって知ったときはドキドキして死ぬんじゃないかと思ったくらい嬉しくて、思わず声に出した「やった」っつー声が意外と大きくて名無しさんに笑われて恥ずかしかったことを鮮明に覚えてる。
教室で見る名無しさんは廊下で見る名無しさんとはまた違った可愛さがあった。初めての授業で名無しさんが髪を耳にかけたときなんか、授業に集中出来たわけがない。熱でもあんのか?って心配されたくらいだし。そうやって毎日ドキドキしながらも名無しさんと話続けて、漸く告白して返事もらったときは嬉しすぎて俺が泣いた。本当は女が泣くところなんだろうけど。



「ブーン太っ、何書いてるの?」

「み、見んなバカ!」

「ふーん?」



危ない危ない。書きかけのコレを名無しさんに見られるなんつー失態だけは犯したくない。
コレを慌てて体で隠す俺を名無しさんはニヤリと笑って、それからすぐに女友達と話し出した。

名無しさんと付き合いだしてすぐ、俺は名無しさんをマネージャーに誘った。名無しさんを守る仲間を増やしたかったこと、それと名無しさんと少しでも一緒にいたいと思ったことが理由。仲間と同時に敵を作る結果になったけど、名無しさんは俺一途だから問題ない。強いて悪いところをあげるなら、俺がミスしたり怒られたりしてるところを見られること。だけどそういうのは生きてりゃいつか見られることなんだって割りきってる。
話が脱線したけど、つまり、俺はそれくらい名無しさんにドキドキしてて。大好きとか愛してるなんて言葉じゃ伝えきれないくらい好きだ。だから、

綺麗に折り畳んで、プレゼントと一緒に封筒に入れる。それから緊張でカチコチな体を無理矢理動かして名無しさんの元に向かって、何も言わずにその封筒を差し出した。そうすれば名無しさんは勿論キョトンとするわけで。



「何、これ。」

「よ、よよ読め!とりあえず読め!」

「わ、わかったから落ち着いて!」

「はい…」



名無しさんに返事をしてすぐに俺は机に伏せる。顔なんか見られたくねぇし、その、恥ずかしいし。


だから、何か恥ずかしいけど、今までありがとう。名無しさんは俺の生き甲斐だぜ!そんでもって、これからもシクヨロ!頼り無いかもしれねーけど、名無しさんを絶対幸せにする。
1年記念日にペアリングなんて気が早いかもしんねーけど、婚約指輪だと思って大切にしろよぃ!



love letter


(ブン太、読んだよ。)
(あぁ、)
(感想聞きたい?)
(いや、遠慮しとく。)
(そこは聞いてよ!)
(じゃあ一応…)
(頼りないけど、信じてるよ。)
(っ、ば、バーカ!)
((照れてるブン太可愛いなぁ))



110112.闇†風

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