黒執事
□日本日記
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何時ものような朝をシエルは迎えた。
目を開けると、セバスチャンの姿。
そして、紅茶の匂・・・・・・・・
(・・・・・・・・え)
シエルは目の前の情景に目を奪われた。
どうして、こうなっている?
「あ、坊ちゃん。お目覚めでしたか」
シエルの視線に気がついたセバスチャンが、口元に笑みを浮かべながら此方に近づいてくる。
唖然としたシエルを他所に、セバスチャンは至って普通通りだ。
しかし、どうしても可笑しい。
「はい、今日のモーニングティです」
そう言って手渡れたもの。
それは。
「・・・・・・・・・湯飲み?」
そう、湯飲みだ。
確か、日本と言う国のモノではなかっただろうか?
それに、
「セバスチャン・・・どうして、お前・・・」
「何か致しましたか?」
セバスチャンはただ笑みを浮かべる。
しかし、可笑しい。
どうして、セバスチャンは着物を着てるんだ?
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