Main3

□3
15ページ/19ページ







「今日はいい夫婦の日だそうだ」
「ふーん、死ね」
「おいまだ何も言ってねーうちからそりゃねーだろ」
「どうせ碌でもないこと考えてんだろ」
「そんなことないぞ。夫婦の営みについて考えていた。主に夜の」
「ほら見ろやっぱり碌でもないことじゃねーかよ。つーか盛りのついたガキかよ」
「んなこと言って、お前だって四六時中似たようなこと考えてるだろーが。むっつりはげ」
「あー、そうだな。だがハゲは余計だデコ。俺はと言えば今度出る新作のグラビアが楽しみでな」
「俺はお前のことを考えていた」
「やめてください死んでしまいます」
「何でだよ。でも正直その辺のグラビアよりお前のほうがいいケツしてんぞ」
「黙ってください死んでしまいます」
「ケツと足はそうそう引けをとらない。柔らかいのに張りはある。しかし胸はどうにもごつい。惜しい」
「喋らないでください死んでしまいます」
「ごつい胸のおかげで細く見える腹まわりは、相対的にそーなだけで実際細くはないし。やっぱり全体的にごつい」
「わかった。よーくわかった。イケメンのくせにそんなに欲求不満なら俺の秘蔵の美脚系巨乳ものグラビア貸してやるから。
 だから本当にもう言葉を発さないでください死んでしまいます」
「いらねーよ。俺はお前がいい。つかさっきから、何でお前が死ぬんだよ」
「俺じゃねーよ。お前が死ぬんだよ。タイムストッパーでな」
「えっ」
「そんなわけで、止まってください死んでしまえ」
「ちょ、待ッ…!!」





おわり

次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ