FF7*

□HISTOIRE:3
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巨大な鉄骨の柱の土台の下に見覚えのあり過ぎる姿を見つけた。
金髪のツンツン頭に大き過ぎる剣。
ユフィは通行人を避け、気配を消して近づく。
まだ十分近づいてもいないのに「遅い」冷たい青い目が睨んだ。
ユフィはため息をつく。

こっちは頑張って忍びの術を体得したっていうのにさ。ソルジャーはズルイ。

「雑貨屋の前って言ったじゃん」
「前、だろ」
「ここは雑貨屋の対面っ」

足を踏み鳴らし大袈裟に眉を上げ抗議する。
適当に頷いてクラウドは立ち上がると、勝手に歩き始めた。

「あ・待ってよ!場所知ってるの?!」

急いで追いかける。
クラウドは立ち止まる気はないらしい。

「ヴィンセントは?」
「ミッドガルに入ってる。今日中に合流するって…アジトにケット・シーが居るから話はそこで」

ユフィは出来るだけ短く伝え

「スタンド寄ってくんない?テイクアウトす
るからさ」

呆れたようにクラウドはユフィを見下ろし

「太るぞ」
「…っう」

おい!それは…乙女に絶対ゆっちゃイケナイ事なんだぞ!

「育ち盛りなんだよっ、ユフィちゃんはっ」

ふんふん。と頷いてる。


あぁ…聞いちゃいない。


  ** 終 **


久々の豆話UPです。しかも実にClapらしい!FF7です。


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