Hyotei

□俺の日常
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「ひっよしー!」

「あぁ…向日さんですか」

「…お前さー、立海のやつと付き合ってるってホント?」



【俺の日常】



いきなり飛びついてくる先輩にも慣れた。
ありえないほどのナルシストにも慣れたし、究極の変態にも少しは慣れた。
だが、この状況はあまりにも危険すぎる。


「な、な…」

「あーやっぱり?なんだっけなー名前!えっとー」

「なになにー?ひよC付き合ってる人いるんだー!(俺じゃなくて)」

「(ぞくっ)…あ、芥川さん」

「ひよにくっつく虫は俺が許さないよー…?(黒笑」


悪寒がする。かなりやばい。
今の芥川さんの笑いは相当やばい。

「ひひひひひよしーー!」

遠くで俺の名を叫びながら猛スピードでこっちに向かってくるひとがいる。
あれは絶対に忍足さんだ、少しは役に立つんだな。

「ひ、日吉俺のほかに付き合っとるやつおるんかっ!?」

「…アンタと付き合うわけないじゃないですか」

「な、なんでやねん!」

「え?変態だからです(きっぱり」

「ちょ、もう一回言って!」

「黙れ変態丸眼鏡こっちを見るな変態が移る」

このやりとりを向日さんと芥川さんが討論してた。
(芥川さんはもとに戻ったようでよかった)
そしてやっぱり忍足さんは変態なんだ。
この眼鏡を叩き割ってやりたい。


「この…変態がぁあ!」

「ぐぇっ!」

何者かが忍足さんに華麗なアッパーを決めた。
これも誰かなんて予想はつく。

「おー、あとべナイスだC!」

「は、当然だ」

「け…けーちゃんの愛は痛い…」

「俺様が奈落の底まで落としてやる光栄に思え変態」

俺は向日さんに呼ばれて宍戸さんと鳳も加わった5人でこの戦いを観戦することにした。
なんだか両隣に居る鳳と芥川さんの火花は気にしない。
そしてドス黒いオーラを感じてしまうのも忍足さんの所為だ(当てつけ

跡部さんの容赦ない攻撃で忍足さんはボロボロ。
だけとそんな攻撃にうっとりしてる忍足さんはやっぱり変態だと思う。


「ね、日吉。付き合ってるひとって切原だよね?」

「!な…」

「やっぱりかぁ、なんか男の匂いすると思ってたんだよねー」

「なんで…相談してくれなかったの?(黒笑」

「(…コイツもか!)」


ああ逃げ出したい。
ていうか俺に構うな。ほっといてくれ。
両隣の視線が突き刺さる。


「ぬけがけはいけねぇな、あーん?」

「あ、跡部先輩…」

「あとべー、ひよが切原ってやつと付き合ってるんだよー」

「な、なんだと!?…本当か、日吉」

「………」


全員の視線が俺に降りかかる。
言ったって無駄、だけど言わなくてもYESと言っているようなものだ。
どうしていいか分からなくなる。


「ほぅ、よーく分かった。よし、レギュラーは全員集まれ!ミーティングだ」

「なんのミーティングだよ?」


そうです宍戸さん。
誰か真面目に部活をしてください。


「日吉若を天敵から守る方法について、だ」


ああこれは俺の聞き間違いだと思いたい。

「おー、いいやん」

「いいですね!」

「ひよを簡単に渡すわけにはいかないC」


激しく頭が痛い。
ごめん、切原。



【俺の日常を返せ!】



*  *  *  *
(あとがき)

忍足変態って言われすぎ^^
ギャグのつもり\(^O^)/


09.01.10

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