守り神っ!?

□捜索開始!
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北条斗真、高校二年生。
只今猛烈に困ってます。

「…なんで着いて来るんだよ、如月」

ボソボソと小声で、後ろに立ってる如月に話しかけるオレ。

そう。如月が妖怪の姿のまま学校まで着いて来たのだ。

こんなことは初めて…というか、ついこの間如月が妖怪だって分かったばかりだから、初めてなのは当然なんだけど。

「主様の命令により四神殿が見付かるまでの間、若殿を護衛することと相成った。人の姿では限界がある故、こちらの姿で若殿の後を追わせていただく」

護衛って…親父もほんと大袈裟だよ。
今までだって、妖怪にやられることもなかったじゃないか。

「式紙になっていた力の強い妖怪がいつ若殿を狙ってくるk「よっしゃ昼だ。隼人!」…若殿…」

授業終了のチャイムが鳴ったので友人を呼んだら、如月の話を遮ってしまった。
如月が肩を落としているが…まぁ気にしない方向で。
しょうがないだろ。昼休みは学生にとって至福の時間なんだから。

「ねぇ斗真。天気良いし、今日は屋上行こー」

前の席に座ってる親友…隼人がこっちを振り向き、機嫌良さげに場所の提案をする。
昼はコイツと食べるのがオレの習慣だ。

「おう、そうすっか。先に購買行くから付き合って」

「ほいほーい。早めに行かないと焼きそばパン無くなっちゃうよぃ」

「やっべ、さっさと行くぞ!」

焼きそばパンはオレのお気に入りだ。そして、購買の人気パンでもある。
だから急いで行かなければあっという間に無くなってしまう。

「待ってろよ!オレの焼きそばパンーッ!!」

ケタケタと笑っている隼人(と、ついでに如月)を引き連れて、オレは購買へと急いだ。
 
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