ストライクウィッチーズSS
□バカとバニーとウィッチーズ
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時間は午前5時
昨日大分寝たせいか早く起きた。
訓練サボっちゃったけどね☆
「どうしよう…」
考えているうちに一つの案が浮かぶ。
「トゥルーデの服を入れ替えてみよう。」
そういうと謎ルートで入手したバニーガールの衣装を持つとトゥルーデの部屋へと向かう。
「SATSUGAI!!SATSUGAIせ…ん?」
向こうから誰か歩いてくる。
「あ、お前…」
影の主はエイラさんだった。
「こんな朝早くから何やってんだ?」
「ふむ、それはデスね。はい」
「ん?何だよこれ」
トゥルーデ用とは別にもう一個入れておいたバニーの衣装を渡す。
「それ、何かサーニャん気に入ったらしくてですね…エイラさんに着て欲しいって言ってましたよ。」
「は!?お前、嘘だろ!」
「いやいやいや、小さい頃に見たウサギみたいだって。エイラさんそれ着たらサーニャんに可愛がってもらえるんじゃ」
「えぇ、いや、その……じゃぁお前着てみろよ」
「何で!?いや、それは……無理ダナ」
「おい!人のパクんじゃねぇよ」
「エイラさん、もっと積極的にアタックするべきですよ!このヘタレ虫!!」
「………いい度胸してるなオマエ。」
ギロリ、とこちらを睨みつけたエイラさんは懐からタロットカードを取り出す。
「何ですか?不吉なカードとか出して僕をビビらせようって魂胆ですか?生憎占いは信じないんですよー」
「いや、こうだ」
一枚を本気で投げつけてくる。
「うおおおおおおっ!?」
かろうじて避ける。
タロットカードは頬をかすめ、少し切り傷が出来る。
「違う!!それは本体の使い方じゃないから落ち着いて!!」
「大丈夫。楽に殺ってやるから」
「もしかして殺すの方で殺るって言った!?くそう、なんていうか、不幸だーーー!!」
とある主人公のセリフを真似しながら全力で廊下を走る。
目当てのトゥルーデの部屋とは逆方向に。
「おい、待て!」
「待たない待てない待ってたまりますかーー!!」
背後から何枚もカードが飛んできて、とても怖い。
考えろ。最良の選択は…
@ミーナ中佐に年齢を聞いてみる。
Aそもそもこんな時間になぜエイラさんがいるのかを聞く
Bエーリカさんを抱きしめる
C戦う。
Dルッキーニのほっぺたをつつきまくる
Eサーニャんと寝る
「僕はバカか!?思考回路がおかしい気がする!!」
そして僕が決めたのは――