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□休日デート休日
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「総悟、今週の日曜空いてんだろ?」


『空いてやすけど…』


「その日絶対空けとけよ」





土方はぶっきら棒にそう言うと、自室へ戻って行った









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日曜日。沖田は朝早くから起きていた。
不器用ながらに誘ってくれた彼氏からのデート、気合いを入れて準備していたのだ

しかし、約束の11時を過ぎても顔を出さない土方。
沖田は心配になり、土方の自室へ足を運んだ









『土方さん?入りやすぜい…』








返事も聞かぬうちに部屋に入ると、机にうつ伏せている愛しい人の姿があった。

よく見ると、周りには山の様な書類…
その書類のどれに目を通しても全て仕上がっていたところを見ると、今日の日の為に徹夜したのだとすぐわかった







『土方さん、起きてくだせい。風邪引きますぜ?』


「ん〜…総悟!?
な、ごめ!すぐ準備する!!」





沖田は慌てて着替えようとする土方の後ろから優しく抱きついた










「総悟?」


『ふぁ〜…
なんだか眠くなってきやした。土方さん、今日のデートはお休みしやせんかい?』






そう言って上目遣いに土方を見る沖田に、土方の顔はカッと赤くなった









「わ、わかった///」









土方はその場に座り込んだため、それにつられて沖田も目の前に座った

しかしそれを許さぬかのように土方沖田の腕を引き、自分の胡坐の上に座らせた








『土方さん、寝やしょうぜ〜』


「おう」




甘える沖田を抱いたまま土方は布団に転がりこんだ







楽しみにしていたデート
けど僕らはそれをお休みした……







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