MAIN2
□カスが!
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『う"お"おぃ!
ボス!!用ってなんの…うお!!』
「ノックぐらいしろ」
『あっぶねーな!
で、何の用だあ?』
「Aランク級任務だ。」
スクアーロは、ピラっと適当に投げ出された任務の内容が書かれた書類を手に取り『楽勝』とだけ言葉を残し、任務に出た
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「……どうゆう事だ」
『何がだあ?』
「その傷はなんだ?」
『ああ、ちっとリンチにあってな…だが片付けて来たぜ!』
そう言ってニヤリと笑うスクアーロの身体には、至るところに出来た青アザや切り傷…
『報告書だあ……ボス?』
ゆらりと立ち上がったザンザスは、スクアーロの前迄来ると「カスが、気に食わねえ」と言った途端、スクアーロを殴り付けた
『ぐッ!!痛ッて!?』
「カスが、クソ!」
『ぅグ…!
ボス、何すんだあ!?』
「うるせえ」
スクアーロは必死で痛みを訴えるが、ザンザスには聞き入れてもらえず、されるが儘だった
しかもザンザスは、わざとスクアーロの身体に既に付いている傷の上を殴る為、痛みは倍増していた……
『……』
「…ハア…ハア…」
気付いたらスクアーロはぐったりとし、気絶していた。
「ハア…カスが、気に食わねえ!」
ザンザスはスクアーロを抱き上げると、自分のベッドの上に静かに降ろした
『ぅッ……』
「…おい、」
『……スゥ…』
「チッ…寝てやがる」
ザンザスは改めてスクアーロの身体を見た
さっき合った傷の上に新たに自分が付けた青アザが白い肌に痛々しく残っている…
「……テメェが気に食わねえから悪いんだ…」
こんなカスなのに
よく分からねえけど、このカスが他の奴に傷付けられるのが気に食わねえ
傷付けられるくらいなら俺が傷付けてやる
俺にこんな感情を持たせやがって…本当にドカスな奴だ!