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□嫉妬! 沖神Bar
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〔総悟、少しの間チャイナ借りるぞ〕


「はあ?」








土方の言っている意味が分からす、聞き返す沖田。
分からないまま沖田は何故か「いいですぜぃ」と答えてしまった。
この返事が災いを招くとも知らずに…











──
────
──────




「…あの野郎」








沖田の視線の先には静かな雰囲気を醸し出している喫茶店。それとその中にいる見知った男と自分の恋人…







(借りるとは言ってやしたが…
借り方が気に入らねえでさぁ!)







────カランカラン



[いらっいませー]






〔それでな〜…って総悟!?〕


『あ、お前何してるのアルか?』


「…テメェこそ何してんですかぃ
土方さん、どういうことですかぃ…?」


〔や、借りるって言ったじゃねえか…〕


「2人きりでコソコソしてんのが気に入りやせんね」


〔チッ!我が儘小僧が!〕


「そりゃどーも」


〔…今日のところは帰るぜ。ありがとな、チャイナ〕


『?わかったアル。じゃーな』








別れを継げたところで沖田は神楽の腕を引き、店を出た









『ッ!痛いアル!
離せ、サディスト!!』








しかし沖田は一考に離そうとはしない。
そして着いた場所は2人がよく行く公園だった








「…どうして2人っきりだったんですかぃ?」


『何でって、話すだけだったからアルよ?』


「無防備過ぎなんでさぁ!」


『な、何で怒ってるアルか!?
訳が分かんないアル!』


「心配なんでさぁ…

アンタ無防備ですから、手出されんのが怖いんでさぁ…!」


『…沖田』


「これが只の醜い嫉妬だってのは分かってまさぁ。だけど…」


『もう分かったアル
私が悪かったネ。ごめんアル』


「…俺こそすいやせん。
ついカッとなっちやいまして」


『別にいいアル。
是からはちゃんと言うアルよ

それに、勘違いしてるかもしれないケド、さっきのは恋愛相談聞いてただけアルよ?』


「恋愛相談?」


『アイツ、銀ちゃんと付き合ってるアルよ。
知らなかったアルか?』


「し、知りやせんでした…」


『だから狙われるわけないアル。』


「…ま、まあ油断はしないでくだせえ…」

(まさか旦那と…)



『分かったアル
そろそろ遅いから帰るアルよ』


「分かりやした。其処まで送りやすぜ」











こうして、誤解の解けた2人はより一層絆が深まったのであった





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