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□捧げるよ
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「そういえば、ボンゴレ」
『何ですか??』
「誕生日いつ?」
『え?今日ですけど…』
「え!?どうして言ってくれなかったの?」
『いや、言う必要ないかな〜って…』
「必要あるから。
…何か欲しいものある?」
『急に聞かれても…ないです』
「そう…」
『あの!気使わなくていいですから』
「でも……じゃあウチあげる」
『はあ!?』
「ジャッポーネでは捧げる…の方がいいのか?」
『いや!自分捧げる人なんて日本に存在しませんから!!』
「じゃあウチが第一号になる」
『いや意味分かりませんから…』
「ジャッポーネでは《捧げる》って真心とか愛情って意味なんだろ?」
『はあ…辞書とか引いたらそうやって書いてますけど。』
「今ボンゴレにあげれるものなんか自分しかないから。
せめて愛情込めて《捧げて》あげようと思った」
『スパナさん…
ありがとうございます!』
「今度からはちゃんとプレゼントあげるから」
『お気持ちだけで十分ですよ!』
(今度からってどういうことなんだろ??)
スパナなりに何気なくプロポーズしたつもりだったが、綱吉にはあまり伝わらなかった…