мαTη

□右腕!!
1ページ/1ページ




俺は十代目の右腕。
今迄はその立場に十分優越感でさえ感じれていた。

だが最近…

もっと傍に居たかったり
もっとお近づきしたかったり
俺だけを見ていてほしかったり…
段々欲張りになってきた

どうしたものか……










『獄寺くん、此処分かんないや』

「此処はですね…」


(どうしよう…

一言で言うと俺は十代目が好きなんだ。

だから右腕って言う言葉だけでは足りない…

もっと特別な…

十代目と俺だけのモノがほしい

どうしたら手に入れれるんだ?)







『…獄寺くん』


「あ!すいませんでした。
此処はこ〜したら解けますよ」


『ありがとう獄寺くん!』


「ええ……十代目!」


『ど、どうしたの?』


「俺のことどう思ってますか!?」

(うわー!!直球過ぎるだろ俺!)


『え、友達だよ?』


「で…ですよね!」

(やっぱな〜…)


『じゃなきゃ〜親友…とか?』


「親友…ですか?」


『うん、俺ダメツナだから友達なんてほとんど出来なかったから、獄寺くんほど仲良くなれた子なんて居ないから…
俺は獄寺くんのこと親友だと思ってるよ?』


「親友……十分ッス!!」


『え、何が!?』


「いえ、なんでもないんです!
次の問題解きましょう!!」












確かに十代目の特別になりたかった。
恋人とかそっち系の……

だけど、今はこの距離で十分幸せです!




右腕<恋人
されど
右腕<親友!!





[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ