мαTη

□捨ててやる
1ページ/1ページ







「ボンゴレ、飴取って」


『はい、どーぞスパナさん』


「ありがと」









(このやり取り、これで8回目…
もう我慢ならない!
飴とモスカばっかりで…
俺にだって考えがある!!)







「ボンゴレ、飴…」

『無いです』


「え、どうして?」


『俺が捨てました』


「!?
どうして!?ボンゴレ」


『スパナさんは…飴とモスカと俺だったらどれを取りますか?』


「…」


『いつも飴とモスカばっかりで、俺のことほったらかしで…
もし、どれかを選ばなければいけないとしたらどれを取りますか?』







綱吉はスパナに選択肢を持ちかけた。
綱吉は頭にきていたが、凄く冷静だった。
何故ならスパナの答えが少し見えていたから…








「つなよし。
ウチはつなよししか要らない。」

『…スパナさんならお世話でもそう言ってくれると信じてました』

「お世話じゃないよ」


『ええ、分かってますよ。
スパナさんがちっとも構ってくれなかったので意地悪しただけですよ。
ホラ!飴も隠しただけです』


「ありがとボンゴレ」








しかしスパナは飴を手にした瞬間全てゴミ箱に捨ててしまった









『え!?何してるんですかスパナさん!?』


「飴なら又買えばいい」


『で、でも…』


「でもボンゴレは買えない。
今ボンゴレ構わずに飴を取ればボンゴレどっか行ってしまう気がしたから。」


『スパナさん…』


「お茶にしよ!
今はボンゴレと一緒に居たい」


『ありがとうございます!』












後日、スパナは飴を注文し、来るまでの間、綱吉にキスばかりをネダっていた







「ボンゴレ、キスして」


『なんでですか!』


「糖分摂取」


『意味が分かりません!!』






[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ