мαTη
□《惚れさせますから》
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──シュッシュッ
『はぁッはぁッ』
───シュッシュッ
『はぁッ!
やぁッ!!とうッ!!』
「クォラァー!!!
ざきー!
ミントンしてんじゃねー!」
向こうの方から刃物をプラプラ振り回しながら来る人…基、真選組の副長、土方さん。
俺の片想いの相手だ
「テメェ、この後に及んでまだぼぉってしやがって!」
『あ、すみません!副長!!
仕事に戻りまーす!』
「当たりめえだ」
ああ、行ってしまう…
行かないで…傍に居て……
───シュッシュッ
『はぁッ!とうッ』
───シュッシュッ
『それッ!やぁッ!!』
そろそろ……
来る!
「ざき〜!!!」
ほらね☆
なんやかんや言って隊のみんなが大事な方なんです
隊のみんなが……
俺だけじゃない…
「テメェはなんで毎回毎回言われなきゃ分かんねえ…
ってオイ!聞いてんのか!!」
ああ、止めて
どうせみんなにも言っているんだろう言葉を俺に言わないで…
ダメだ…
感情が…溢れる……