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01*パジャマで現れた恭弥君
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…これは夢?


夢なら覚めないで欲しい。


ってか…





夢が覚める前にやりたいことやっとかなきゃ!!





『雲雀さん!とりあえず抱きつかせてください』

バシッ


勢い良く雲雀さんに飛び掛かろうとしたら雲雀さんのトンファーがお出ましになった…そして殴られた。


『痛ぁι(泣)』

「これくらいで済んだんだから有り難いと思いなよ
さっきからここどこって聞いてるんだけど」

『私の部屋です』

「なんで僕がこんなとこにいるの」

『…こっちが聞きたいですよ』





…あれ?夢じゃなかったの?


でもさっきトンファーで殴られたときかなり痛かったし…


夢じゃないならそれはそれで嬉しいんだけど。





というか





雲雀さんのパジャマ姿エロい!!


いや、雲雀さんはそもそも存在gドカッ


「さっきからその気持ち悪い発言やめてくれない?」


あ、声に出てた?


…じゃなくて痛いよ!!


さっきはバシッだったのに今度はドカッだよ!?


『雲雀さんの馬鹿ー!私を雲雀さんのお嫁にくれてやる!』

「いらない」

『酷ッ私告白された経験は結構ある方なんだよ?昔は』

「昔なんだ」

『うん、今の趣味に突っ走ってからモテなくなっちゃったんだよね』

「ふーん」


興味なさそうに答える雲雀さん。


『雲雀さん、ここは普通どんな趣味なの?って聞き返すとこじゃない?』

「その必要ないよ、





この部屋見たら大体わかるから」


それもそうだね。


この一部屋に約二十枚も有りそうなでっかいポスターの数々。


普通の本棚より大きいのにも関わらす入り切らず床に置いてある沢山の漫画に棚にはずらーっと並ぶゲームソフトにDVDにフィギュア、グッズ等々…。


『何か貸してほしいものあったら貸し「いらないから、それよりさっきから全然話が進まないんだけど」


そういえば雲雀さんが現われてからここは私の部屋ってことしかまともな話が進んでない。


…私がどんな人間かってことは十分伝わってると思うけど。





「…で、なんで君僕の名前知ってるの?」


…まずは雲雀さんが逆トリしちゃったってこと自覚してもらわなきゃなぁ…。


『はい、雲雀さん』

「だから漫画はいらないから」

『いいから読んで!』


雲雀さんに渡したのはREBORNの漫画。


今まで色んな夢小説漁って漫画見せるのが一番手っ取り早いのを学習してるのですよ。


後で雲雀さんのポスターとかグッズとかも見せてあげよう。


…因みに雲雀さんのポスターは日焼け防止の為貼ってない。


一番大好きだから♪










『雲雀さん納得しました?』

「わからないよ」


…あれι


私の長年の夢小説での知識は間違ってた?


「なんで僕がこの漫画に出てるの?
許可した覚えないんだけど」

『だーかーら!雲雀さんがREBORNの世界からトリップしちゃったんだってば、多分』


ってかそれしか有り得ないんだけど…。


「…正気?」

『正気です』


失礼だなぁ雲雀さんι


でも異世界に来ちゃったんだし正しい反応か……というか私が冷静(?)すぎるんだよね、多分。


夢小説読みすぎてびっくりするようなことに慣れたのかな。





「嘘…じゃないみたいだししょうがないから帰れるまでここに住むから」

『喜んで!そのつもりですから♪』





01 パジャマで現れた恭弥君
(断ったほうがよかったかな…)





⇒02話







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