メ イ ン
□結局どっちに転んでも
1ページ/3ページ
「なぁなぁ獄寺」
「なんだよ」
「ツナのファミリーってさ、どんなゲームでも命がけでやるんだろ?」
「ゲームじゃねぇ!本気で命掛けてんだ!」
「じゃあさ、俺らもゲームしねぇ?」
「お前人の話をサラッと流したな…」
「まぁまぁ良いから。じゃ、ゲーム始めるぜ?」
「待て待て待て!何勝手に始めてんだよ!」
「良いじゃん。やろうぜゲーム。命がけでゲーム」
「なんでテメェとそんなこと。お断りだ」
「獄寺っていつも『右腕争奪!』って頑張ってるだろ?だからここらで決着つけようぜ」
「…!なるほどな…。そういうことか。なら乗るぜ」
「そう来なくちゃな。もちろん命がけのゲームだから、負けた方は勝った方に一生を捧げないとダメだからな」
「んな!一生を捧げるって…!俺の一生は10代目のために…!」
「あ、恐い?」
「ハァ!?」
「負けるって思うなら、引いてもいいけど?勝てない勝負を見極めるって大事だぜ?」
「ナメんな!俺がテメェに負けるわけねぇ!10代目の右腕は俺のもんだ!」
「なら良いじゃん。ゲームしよ?」
「くっ…!どんなゲームなんだよ…!」
「ルールは簡単。俺が今からある言葉の意味を言うから、獄寺はそのある言葉を当てて。問題は4つ。全部当てたら獄寺の勝ち。ちなみに使うのは日本語のみ」
「は?そんだけか?お前俺がイタリア育ちだからってナメてるだろ。10代目の母国語なんだ。広辞苑くらいは読破してるぞ」
「ん、だから俺もある程度条件を出させてもらうから」
「条件?」
「まぁそれはその時のお楽しみってことで。ダメ?」
「ダメ?って言われても…、とにかく条件てなんだよ」
「なぁ獄寺」
「あ?」
「俺は本当は野球で勝負したかったんだよ。けど、獄寺は勉強の方が得意だろ?それに合わせた勝負なんだから、これくらいの我侭は聞いて欲しいのな」
「テメッ!ナメんなよ!野球勝負だって俺が…!…………まぁ、人間1つくらいは人に負けないもの持ってるよな…」
「ってことで、ゲーム始めて良い?」
「分かった。やれよ」
「んじゃ今からスタートな」
→
ゲームスタート!