06/16の日記

21:31
めい様へ
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めい様へ


庄・団「「めい様、おめでとうございます!」」

団「なあなあ、庄ちゃん。めい様、おめでただってよ!」

庄「本当に喜ばしいことです。管理人共々、心からお祝い申し上げます。」

団「今とてもお辛いだろうに、わざわざコメント下さって、大変嬉しく思っておりまっす!では、早速紹介いたしましょうか!」

庄「ちょっと待って。今回のコメントは、めい様と管理人が『めいの!』の方で話していたことだよね。このサイトしか訪れていない方にはわからないんじゃないかな?」

団「細かいことは気にするな!」

庄「……もし、話がわからない方がおりましたら、『めいの!』の方でご確認ください。とても素晴らしいサイト様なので、きっと満足されると思います。管理人も団蔵も、大雑把で人任せで、大変申し訳なく思っております。代表して、お詫び申し上げます

団「では、早速行きましょう!」


〉実は静御前の話は、以前にフローリアさまからいただいたコメントの返信の際に出来上がった話だったんです。


団「庄ちゃん、静御前って?」

庄「あちらの団蔵も、同じこと聞いてた気がする…。静御前というのは、源義経の愛妾で、日本一と後白河院に称せられた白拍子だよ。って、団蔵。自分の彼女のモデルなんだからさ。」

団「後で『義経記』読みます。たぶん…」


〉その時は金吾からの話だったのですが、遥側からみた話が頭の中にあって…。春先に書いて放置してあったのですが、授かったのが分かったので、埋没しそうだった小咄をひっぱり出してきた次第です。授かってからは吉野山にいっそう強く思いをはせるようになりました。軽々しくああいうことを書くと、詳しい方たちに叱られそうですが、あくまでも遥の主観というお話なので許してもらえるかなーと。とりあえず今のところ苦情は来てません(笑


庄「管理人のコメントが契機になったならば、こんな光栄なことはありません。」

団「あっ、ちなみに、『遥』というのは、あちらの夢主です。」

庄「話を戻して、義経は吉野山に静御前を残して行くんだ。その時、静御前のお腹の中には義経の子どもがいて、鎌倉で産むんだけど、男子であったために頼朝に殺されてしまうんだ。頼朝に請われて鶴岡八幡宮で舞った際の

しづやしづ しづの苧環 繰り返し 昔を今に なすよしもがな
吉野山 峰の白雪 踏み分けて 入りにし人の 跡ぞ恋ひしき

という歌が有名だね。」

団「これを敵である頼朝の前で歌ったのか⁉すごい根性…」

庄「静御前については、語りたいことはたくさんあるけれど、今回はこのコメントで言うことは控えさせていただこうと思います。」

団「おしゃべりな管理人が珍しいな。」

庄「そうだね。静御前が吉野山で別れた時、子に気付いていたかは正直わからない。もちろん作品からは読み取れないし、僕達は男だから知るはずもなく、管理人も妊娠経験はないからね。」

団「今回は、実際に実感として感じられる方に、軽々しく吉野山の静御前について語るのは止めようということか?確かに、その方がいいかも。」

庄「それよりも今回は、管理人の想いを少しだけ代弁しようと思うんだ。今回のめい様の解釈、とても素敵だと管理人が感動していました。文学作品というのは、解釈に多様性があるのが当たり前で、それぞれの読み方があるものでしょう。めい様はめい様の今までの経験等に則って解釈しますし、管理人も管理人なりに積み重ねてきたもので解釈致します。それを否定することを、管理人は好みません。多様性がある中で、『それ素敵だね』と言えることを望んでいますし、文学の楽しみ方だと信じています。これだから、研究者の中ではただの小娘扱いされているのですが。」

団「ちょ…ちょっと待って、庄ちゃん。難しい…」

庄「団蔵は理数系だからね。学級費の計算が、人によって違ったら嫌だろう?」

団「考えただけでゾッとする…」


〉人間五十年の世界ですが、実際、忍びの寿命はもっと短いでしょうし、自身の思い人も夭折するかもしれない職業ですし、遥にとっては静御前の話はおとぎ話ではなく、ありえる未来のひとつなのかもしれないと…。そして、それは『伝説は…』の静さんも同じなのかなと思います。あの団蔵くんを心配するなというのも無理でしょうが…。あんまり静さんを待たせるなと三治郎くんあたりに説教されていれば良いと思います。…庄ちゃんはこう言う事には口を出さないでしょうから…。


「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン!夢前三治郎です。」

団「来ると思った!」

三「当たり前だよ。説教の依頼が来てるんだから、きちんと説教しないと。」

団「する方向!?」

庄「さて、大変古い方法で登場した三治郎ですが、いきなり説教を始めてしまいました。ああ、大変。ということで、ここからはパーソナリティを交代致しましょう。それでは、六年は組学級委員長、黒木庄左ヱ門でした。」



乱「やっと登場!原作主人公、猪名寺乱太郎です!」

伏「初めまして、になりますでしょうか?鶴町伏木蔵です。」

乱「さて、この度保健委員コンビがパーソナリティを務めることになったのは、このコメントがあったからです。」


〉それと、高坂さんとのお話、切ないですね。高坂さんに感情移入してしまいます。天の人が下界に降りるのは、人と恋をしたときと相場が決まっています。が、押してどうにかなるような静さんではないところが、また高坂さんには切ないです。どうか、静さんが高坂さんのことを忘れないでいてくださることを願います。


伏「なるほど。タソガレドキ関係は、保健委員が一番の適役だからね。」

乱「そういうこと。そこで!今回はゲストをお呼びしております!」

「こんにちは。元保健委員会委員長の善法寺伊作です。」

乱「伊作先輩には、『山姫』の裏話をお願いしたいと思います。」

伊「まかせといて!」

伏「このメンバーで、何も起こらないわけないよね。すごいスリル〜」

乱「さて、いきなり核心を突くのですが、静ちゃんは高坂さんのことを思い出したんでしょうか?」

伏「それ、僕も気になってました。」

伊「結論から言うと、思い出してないよ。」

伏「静、酷い」

伊「伏木蔵は、一年生の時から今まで手当した人の顔、全員覚えているかい?」

伏「それは無理ですよ〜」

伊「だろ?だから、静ちゃんが思い出せなくて当然なんだ。」

乱「つまり、静ちゃんにとっては、高坂さんは特別ではなく、ごく当たり前のことをしただけだったということですか?」

伊「そういうこと。でも、『貴女を攫う人がいる』という言葉は、ずっとどこかには残ってたみたいだよ。」

伏「きっと、それだけでも、高坂さんは浮かばれますね。」

乱「それに、静ちゃんは義理堅いから、雑渡さんの詰問から助けてくれた高坂さんのことは、ずっと覚えているでしょうね」

伊「そうだね。」

乱「あと、裏話ですが、実は鈴鹿山に戻った静ちゃんを陰で見守っていたのは、高坂さんとタソガレドキ忍者隊の皆さんなんです。」

伏「これは、保健委員の僕達しか知らない秘密です。」

乱「けど、庄ちゃん辺りは気付いてるかも」

伊「表だって守っているのは、もちろん忍術学園なんだけど、裏で動いているのはタソガレドキ。鉄壁の守りだ――わーーーっ!」

乱「伊作先輩どうされま―って、えぇぇぇ?」

伏「すごいスリル〜」

三「ごめんごめん。団蔵用のからくり、そっちだった。」

団「おい!大丈夫か?今助けるからな!」

三「では、めい様、これにて失礼致します。」


この度は、コメントありがとうございました。
私も女であるため、遥ちゃんが言っていたこと、わかります。でも、私は金吾ではないですが、置いて行った義経の気持ちもわかる気が致します。私も最近、恋愛観が変わる出来事がありまして、その最中に書いた物が『山姫』でした。作中の陣左に共感していただけたならば、とても嬉しいです。恐らくですが、吉野山に恋人を置いて行くのは、私なんだと思います。だから、義経にとって、あの時静御前を置いて行くのが、一番誠実な方法だったのかな、と今になって思うことが出来ます。今回の静御前のお話は、私にとってもいろいろと考える機会となりました。近々、私も吉野山の静御前で、一本書いてみたいなと思います。
この度は、本当にありがとうございます。そして、改めておめでとうございます。

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