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□五周年記念話「ワンシーン」
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檜佐木
やっぱりお前らと飲む酒は味が違うな。
なんていうか、供に死線をかいくぐってきた戦友みたいな?袂を分かち合った仲間的な?
霊術院時代からの付き合いだからかな、一緒にいるとこんなに落ち着いた気持ちになるのは。
お前らとならあの頃は良かったな、なんて話もできるし。
え?俺らしくない?
なんでだよ、俺がセンチメンタルになっておかしいかよ!
はぁ?似合わない!?
ば、馬鹿やろう、こう見えて俺はデリケートでナイーブな少年なんだ!
外見はワイルドな野郎だけどな、心はいつもピュアなんだよ!笑うな!
今夜は帰さねぇからな!え?乱菊さんに言ってみろって?
それは…また…別の話だ!